ベランダにみかんの木がある。アゲハ蝶の幼虫がいる。
みかん目当てで植えてあるわけじゃないので
幼虫に喰い散らかされて丸裸になっても平気である。
気象庁のお墨付きは出ないがこれ以上待てないので梅を干す。
狭いベランダにみかんの木と梅干用の台と洗濯物を配置せねばならない。
幼虫は蛹寸前のが三匹いるから糞がすごい(でかい。多い)。
朝、ベランダに掃除機をかけるところから始まる。
三個あるみかんの植木鉢の位置も結構難しいのである。
幼虫は育った木では蛹にならない。別の場所に移動してしまう。
ベランダの中央に置いておけば大抵は我が家のベランダ内に留まってくれるのだが
いつもは右寄りなので隣に行ってしまう。
左隣はよちよち歩きくらいの子供がいるので
そっちにいってしまうと踏まれたり掴まれたりしてしまう恐れがある。
(文章が幼虫主体。幼児の親からしたら噴飯ものだ)
梅干の傍にはさすがに置きたくない。
とウロウロ考えながら漸く決定し、梅干作業に入る。
ざるが足りない。どのみち置き場所もない。詰め詰めに並べる。
我が家は小梅である。
2キロでこんなに大変なんだから5キロったらすごいなあと思ったが
大梅ならそうでもない。ちまちま作業が面倒なのである。
容器からざるに並べるだけで疲れてしまった。昼過ぎたら一度ひっくり返そう。
ゆかりは誰も食べないので紫蘇はもう乾さなくてもいいや。
と打ちながら窓から幼虫の動向を覗っている。
移動しそうならプラケに入れてしまおうかなあ。
娘の宿題用に蛹の写真が一枚欲しい。
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