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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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2日に娘が美容院に行った。
染めてパーマをかけてきた。
帰ってきた時、目の化粧をしていたせいもあって
「あら可愛い」と言った。
親ばかと言われようと、かつてを知る者としては
(不細工だった。どうしようかと思うほど不細工だった)
今の娘は可愛いし、それなりにおしゃれすればやっぱり可愛い。

だが。
男連中は全く気づかなかった。

確かに自然光の下では明るい髪の色も照明の中ではちょっと暗く
コンタを外して眼鏡を掛けてしまうとパーマの効果も幾らか薄らぐ。
しかし旦那はともかく(こいつは私が美容院に行っても気づかない)
息子は以前は姉が美容院に行くとめざとく見つけ
更に遡るなら幼い頃は「かわいいね」と誉めてくれていたのだ。

ついに娘が自分から「なんで気づかないかな!」と言い出した。
男どもの口から出たのは「幾らだった?」だった。
旦那「5000円はかかってるな」
息子「まさか一万円って事はないだろう」

カット・カラー・パーマで15000円だわ。

そのパーマも数日でとれ始め、昨日娘はやり直しに行った。
くりくりになって帰って来たが、今朝には普通のウェーブに。
「やっぱ業が強いといかんのだわ」


入学準備としては「美容院に行く」「化粧品を買う」「入学式の服を買う」である。
ちなみに私は自分の時にはそのどれもしていない。
入学式当日はカーラーで巻いていったが、
化粧はしていない。
服はといえば親がベストとスカートを縫ったのでそれを着ていった。
鞄がなくて困っていたら前日親戚が入学祝で届けてくれた。
今考えるとどれもちぐはぐだったが
当時は全く意識していなかったのでまあいいとしよう。

娘の場合。美容院は行った。
うちカット代の3000円はこちらで払ったが、あとは自分払いである。
化粧品は相談されても困るので現金で渡した。
でも素肌がきれいだからファンデーションは勿体無いんじゃないだろうか。
(化粧品代が じゃなくて 素肌を活かさないのが)
入学式の服・靴その他はこちら払いである。
リクルートまがいのスーツが主流と聞いて、
それでも少しくらい個性を入れたいと探している。

勉強するために、かつ青春を謳歌するために大学に行くのに
いきなりリクルート意識っておかしいと思う。
なんで若い人のハレの日に黒や紺なんだろう?
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カードでお金をおろそうとして番号を入れ間違える。
打ち間違えたのではなく数字の順番を間違えたのだ。
何が悪いのか暫く考え、違う番号の可能性を模索する。

ネット上のパスワードを最近変えた。
いざ変えようとすると以前はそんなじゃなかったのに
「必ず英字と数字両方を使え」とか
それ以外に記号も入れろとか指定があって
ゆるいところから始めたものだから統一できなくなってしまった。

そんな事情もあって
キャッシュカードなら普通に数字4桁でいいはずなのに
8桁で考えたりアルファベットを入れてしまったりする。

結局3回間違えてロックされてしまった。
別件で窓口に用事があったので解除して貰う。

帰宅したら娘はまだ寝ていた。

昨日は午後バイトの説明が名古屋であったので
午前中から一緒に名駅へ行き、スーツの下見をした。
下見といっても最初「春色のスーツ」を想定していたため
無駄に時間を費やしてしまった。
大学の入学式のスーツは紺や黒の地味なのが主流らしい…

結局食事に時間と金を使っただけだった。
娘と別れ、雛祭の生ちらしの材料を買って帰る。

本日も夕方バイトの面接が入っていた。
娘が何かを始めると私も巻き込まれる。
ひとりで仕度してすみやかに出て行ってくれないかなあ。
 

美容院を予約した。
私じゃない 娘が。

一時間くらいあいてしまった。
「何しよう」
「リビングの問題集を片付けろ」

自室は勿論、パソ部屋にもリビングにも娘のものが山となっている。
要るもの、弟にとっておくもの、捨てるもの。
分類してくれなきゃ縛る事も出来ない。
「面倒くさい」とぼやくのを
10日を過ぎると後期日程の友人達も暇になり
その分忙しくなる筈だから「今のうち」と急かす。
片付けるなら早い方がいいに決まってる。

見覚えのあるやつないやつ積み上げながら
娘の受験生活を思い起こす。
先週の今頃はまだ真っ最中だった。
こんなに勉強したんだなあ…
結果はともかく「勉強した」という事実は娘の中に残る。
知識という直接的なものじゃなく、
目的に向って懸命に頑張った という経験が。

なんて感傷に浸ったりするが、それは娘が目の前にいない時。

こいつを見ているとそういう感動とは無縁に思えてくるのだ。

放り出すだけ放り出し、
履歴書と検定証も出すだけ出して
娘は美容院に行った。

どんなになって帰ってくるやら。
ちなみに片付けは紐が足りなくなって中断。
娘が帰りに買ってきてくれるはずだが。

高校の卒業式である。

娘はお世話になった先生方に渡すのだと
昨日お菓子を作った。
いつぞやのバレンタインだかホワイトデーだかの時よりは
こちらに被害は及ばなかったが
それでも作業中何度か呼ばれ手伝わされ昼寝もできない。
終ったら終ったで中に入れる手紙の文章の添削。

国公立レベルの文章問題を散々解いたはずの娘に
たかだが数行の手紙がなんで書けんのか。

バイトの申し込みをするのだと
ごろごろしていた私のところにわざわざ言いに来る。
という事はつまりは傍に控えていろという事なのだ。
電話とメモを用意し、そのペンを構えながら
「最初になんて言えばいいの」と訊く。
「バイト募集の件でお電話しました。って言って少し間をおいて
よろしいでしょうか?と訊けば 担当に変わるなり どうぞと言うなりしてくれる」
「で?」
「質問事項があれば お訊きしたい事があるんですがと言う」
「別にないけど」
「応募したいがどうすればいいのかとでも言えば 向こうから喋る」
咳払いをして電話をかける娘。繋がった。
娘が喋り出すのを聞いて吹き出しそうになった。
どっから声出してるんだ! 誰の声だ 誰の!

「え それは何ですか? 書いた事ないんですが」
もしかして履歴書の事だろうか。

そう。娘は履歴書も知らなかったのである。
ごそごそ引出しを捜して出してやる。
黄ばんでもいないからそのまま使えるかと思ったが
郵便番号の欄が5桁だった…

ショッピングのついでに「これだよ」と売場で指差す。
手にとりながら「これの代金って…」と言い掛ける娘。
「あんた払いに決まっとるだろうが!」 ナニ考えてるんだ あほが。

こいつがバイト。こいつが大学生。まだまだピンとこない。

でも今日が卒業式なのだ。
 

ほあああああ。

昨日の二次試験で娘の受験生活は終った。
後期日程も浪人もないから 本当に終わりなのだ。

娘を送り出した後、和室を掃除して お雛様を出した。

夕方ペルソナをクリアした。

終った。

夜。娘が「ぷよぷよ やりたい」と言った。
息子は「やれば?」と冷たく言って風呂の仕度をしようとした。
私と娘だけじゃレベルが低すぎてダレてしまう。
「そういうこと言う? そういう口の聞き方する?」とふたりで責める。
「俺 まだテスト期間だよ? 俺 眠いんだよ」
「あああ やだやだ。男の子なんか産むもんじゃないね」

「少しだけだぞ」と言いながらゲーム機を出してセットした。

そして今朝。
テスト勉強しながらずっと鼻歌を歌ってる息子。
解放感が彼にも伝わっているらしい。
ずっとずーっと歌ってる。
少なくとも今日は「うるさいっ」って言われないもんね。
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