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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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高校の卒業式である。

娘はお世話になった先生方に渡すのだと
昨日お菓子を作った。
いつぞやのバレンタインだかホワイトデーだかの時よりは
こちらに被害は及ばなかったが
それでも作業中何度か呼ばれ手伝わされ昼寝もできない。
終ったら終ったで中に入れる手紙の文章の添削。

国公立レベルの文章問題を散々解いたはずの娘に
たかだが数行の手紙がなんで書けんのか。

バイトの申し込みをするのだと
ごろごろしていた私のところにわざわざ言いに来る。
という事はつまりは傍に控えていろという事なのだ。
電話とメモを用意し、そのペンを構えながら
「最初になんて言えばいいの」と訊く。
「バイト募集の件でお電話しました。って言って少し間をおいて
よろしいでしょうか?と訊けば 担当に変わるなり どうぞと言うなりしてくれる」
「で?」
「質問事項があれば お訊きしたい事があるんですがと言う」
「別にないけど」
「応募したいがどうすればいいのかとでも言えば 向こうから喋る」
咳払いをして電話をかける娘。繋がった。
娘が喋り出すのを聞いて吹き出しそうになった。
どっから声出してるんだ! 誰の声だ 誰の!

「え それは何ですか? 書いた事ないんですが」
もしかして履歴書の事だろうか。

そう。娘は履歴書も知らなかったのである。
ごそごそ引出しを捜して出してやる。
黄ばんでもいないからそのまま使えるかと思ったが
郵便番号の欄が5桁だった…

ショッピングのついでに「これだよ」と売場で指差す。
手にとりながら「これの代金って…」と言い掛ける娘。
「あんた払いに決まっとるだろうが!」 ナニ考えてるんだ あほが。

こいつがバイト。こいつが大学生。まだまだピンとこない。

でも今日が卒業式なのだ。
 

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