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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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息子がテスト週間である。昼に帰ってくるのである。
おまけに母親の通院付き添いがある。

この通院は最初先週に予定したものだが、
へたに病院に行って風邪を拾って娘に伝染したら困る
と考えて、娘の出発後に変更したのだった。

私はそこまで考えたのに!
肝心の娘は前日まで遊び歩いていた。
部屋の掃除もせずに出て行ってしまった。
それでいながら父親が「腹が痛い」とか言ったら
「胃腸風邪? 私に伝染さないでよ」と抜かした。

いい加減どたまきた。

自分を尊重して欲しいなら家族も尊重しろ。
それが大人になるという事だろう。
試験も留学申請も一段落したなら余裕もあるはずだ。

とりあえず今週は息子の世話。と母の通院。
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よくもまあ臆面もなく。


息子がテスト週間である。

高校受験までは勉強をみてやったが、
さすがに高校数学は無理と、娘の時は知らない顔をしていた。
だがこいつは時々突発的に「分からん」と問題集を持ってくる。
「んなもん急に訊かれたって無理に決まっとる」

単元に入った段階でぼちぼち訊いてくれれば一緒に勉強できるが
テスト前になってテスト範囲全部なんて
高校生が二ヶ月かけて学ぶ事を二日でやれと言っているようなもんだ。

「だから今言ったでしょ。やっておいてくれたらいいんだ」

出来ないとは言いたくない私はいやいやながら数Bの教科書を開いた。
目が拒絶する。ベクトル。
問題集の何ページかはやったけど
関わってくるのはベクトルだけじゃない。
シータの記号が目に飛び込んできたところで投げ出した。

しかし、である。

問題は解けないが、解答の解説は出来るのであった。
その単元独自のお約束ごとはよく分からなくても
数学的な流れというのはなんとなく分かる。
だから息子が分からないという問題だけを答えを見ながら解いて
使われている公式が何か、この式をどういじって命題にこじつけるか、
そういうのを教えてやればよろしい。

そして今私は生物の遺伝をやってる。

お酒に強いか弱いかも遺伝だと知る。
 

ハワイの話のついでに、なにげに
「んじゃ 真珠湾はどこ?」と訊いたらば
娘は宙に地図を描き、その右側の方を指差す。
アメリカ大陸の右側?
日本軍は海を渡って大陸を横断して攻撃したわけか!
アメリカは頭の上を横切られて奇襲に気づかなかったと!

夜日本史がどうとか言ったので
「ああ そういえば(受験科目)日本史だったね。勉強したね。
太平洋戦争もやったんだよね。で? 真珠湾はどこ?」と嫌味たらしく訊く。
ここで漸く
「ああ! ハワイだった」と。

その後息子に「真珠湾 どこにあるか知ってる?」と訊いた。
「東京」
「……」
「あ 違った 横浜」
「……」
なんで日本軍が日本を奇襲攻撃しないかんのか。


娘の帽子を見た息子が「かぶらせて」と頭に乗せた。

……か 可愛い。

不細工とまでは言わないが、とりえのない顔の息子が
なぜか「可愛く」見えた。
「あんた まだ女装出来るんじゃない?」と思わず言っていた。

すると。

「うん。俺 女装 出来るよ」 とさらりと言う。

はいいいい?

「だって カチューシャしたら 先生 可愛いって言ってくれたし」

さすがの私も言葉を失った。
その場に崩れて声もなく笑う。娘も同様。

なんか…… もう……
ああ。愛すべき子供達。
 

まっくの広告を娘が見ている。
まいあみばーがー。
「この前 おとうさんが マイアミはハワイにあるって言った」
と私が言うと、娘は大笑いした。
へえ? マイアミがどこにあるか こいつ知ってるんだ。
ものすごく意外だった。
「ばっかじゃないの。ここにビッグアメリカって書いてあるじゃんね」と
広告を指差して言う。
書いてあるかどうかは知らんが
娘があまりに父親をバカにするので、ハワイを「ビッグアメリカ」に
入れて考える事自体そんなに間違った事なのかと
「ビッグアメリカって 大陸だけなの? 諸島は含まれないの」と訊いた。
娘は一瞬黙って「そうでしょう」と言う。

いやいや。何かが違う。

「……あんた もしかして ハワイがアメリカって知らんかったんちゃうの?」

……

「へへ バレた?」


娘が留学したいと言っているのはあめりかです。
その娘が通っているのは英語学科です。
ちなみにその父である旦那は英文科卒です。

ハワイにあるのはワイキキビーチだろ!
マイアミはフロリダだ! ぼけが!
コースが覚えられない と教習本のコース図をコピーし、
必死の様相で勉強している。
こいつは救いのない方向音痴なので
次が「クランク」とわかっても、教えてもらえても
クランクがどの方向にあるのか分からないのである。

分からないのはそれだけじゃない。
勉強を教えている時も感じたのだが、
こいつは物事の受け取り方が少しズレているのである。

コースの一部を指差し、
「ここで出すウインカーは右? 左?」と訊く。
なんでそれが分からんのか分からんが
「あのね ハンドルを切るのと同じ方に出せばいいんだよ」と教える。
「左側通行が分からない」
……
教えようがない。

そんなでも何とか「検定受けてもいいよ」はんこを貰い、
本日終了検定に出て行った。
さきほど電話があって「受かったあ」ですと。

甘い。
……大丈夫だろうか。
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