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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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昨日は一日雨で、一日家の中。
午前中はパソと昼寝。午後はペルソナ。
愉しかったあ。

今日は朝から実家。
新聞を出し、父の冬物衣料を少し整理し、一部洗濯に持ち帰る。
子供達がいない時に保険の話を済ませてしまおう。
まず満期のまま放置の母の。
委任状を書いてくれれば行ってくるし
希望の口座があるならそこに振り替えて貰うと
言っているのにはっきりしない。私を疑っているのか。
次に父名義。私たち4人が被保険者だ。
以前にどこかで見かけて「解約して欲しい」と思ったほど
無意味な保険。母が局員の言いなりに契約したんだろう。
金額は定かではなかったが、証書を見つけて確認したら
ひとり満額100万 ×4だから400万。
「…なんだ400万ばかしか」
と思った自分が怖い。

もっと欲しいとか言うんじゃなくて
金額が大きいと税金とかうるさいと心配したんだけど
400万程度なら放っておいてもいいか
という発想なんだが
後になってちょっとぞっとした。
感覚がおかしい。

普段1000円単位でわたわたやってるくせに
お金が「数字」になると1000万単位でしか反応できない。
それはお金じゃなくてただの数字だから なんだけど
でもたかが400万の借金で悩んでいる人だっている。
400万どころか1万円がなくて「おにぎりが食べたい」と死んだ人もいる。

(かなり前の報道なんだけど 頭から離れない。
おにぎりが食べたい。おにぎりが食べたい。ものすごく哀しいよね)

中途解約した場合どれくらいの損失になるか
電話で訊いてみた。
本人確認ができないので詳しくは教えて貰えないが
意外と親切に「一般的に」と概算してくれた。
全額払込み済みだと言ったら
今月からの分は全額戻るが、過去の分は7掛けになるとの事。
ああ! 死亡保障がついているから。
「という事は早く解約した方が戻る金額は多いという事ですか」

この保険の契約でおそらく100万以上損をしている。
明らかに局員の成績稼ぎである。
呆れつつ
だが「勿体無い」という気持ちより「ざまあみろ」な気持ちのほうが強い。

娘が年頃になるほどに、取り返せない自分の若さを思う。
大学生になっておしゃれに精を出す娘。
できる範囲で満たしてやりたいと思う反面
満たされなかった自分の青春が悔しい。
その不満を、娘を通して少しずつ晴らそうとしている。
娘が新しい服を買い新しい鞄を買う。
娘が「可愛い可愛い」と歓ぶのを眺めて、こちらも幸せな気分になる。

どうして母はこの幸福を味わいたいと思わなかったのだろう?

かわいそうな人だと憐れんでみても
まだまだ人間の出来てない私は恨めしさの方が先に立つ。

だから母の大切な大切なお金が
母の不手際のせいで目減りしたと分かって
ざまあみろな気分になってしまうわけだ。

もういい。
私の醜い部分を全部母が墓場に持っていけばいい。
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息子の靴から抜こうとしたら、すでにボロボロであった。
この靴紐に替えてからそんなに履いてない筈なのに。
傍らにあった娘の古い方のスニーカーのはわりときれい。
高校の通学用の、しかも雨降りに履いていたやつだから
もう捨ててもいいだろう それなら靴紐だけ抜いて貰ってもいいよな
と今朝「あれ どうするの」と訊いたら「どうもしない」と言われた。
「二足とも?」「二足とも」

靴紐くらい買え!だが、いざ買うとなると迷うから嫌だ。
でも真っ白の靴紐は確かにやぼい。
というわけでとりあえず適当な紐に替えた。

 

10時家族4人で実家へ。
娘に母の髪をカットさせる。
珍しく父が愚痴を言い始める。
金曜日に固定資産税を払いにいくつもりだったのだが
母の分(って変な話だが 駐車場の土地名義が母になってる)の
用紙とお金を入れた封筒がない!
その日デイサービスだった母を送り出す際
ソファの背に置いたはずが、自分が出ようとする時になくなっていた。
焦って探したものだから気分まで悪くなってしまったらしい。

結局それは母がソファの背から棚の本の間に移したらしいのだが
1、なんでそんな事をしなければならなかったのか。
2、そもそも用紙が送られてきた段階で全部父に任せてしまえば
簡単に済んだものを母が一度取り込むからややこしくなる。
という点でどう考えても母が悪い。

だが母には全く反省の色がない。

他の資産税は払ってきたと言うので
「ついでがないなら これ(母の分)は私が払ってこようか」と封筒を取ったら
横から母が「それは瀬戸信でなければいかん」と言う。
いやあ? 普通に考えてありえんだろ それ。
金額を確認しようと中をあけたら もう一枚入っている。
「これは?」 介護保険料だと言う。
それって確か年金から引かれてるんじゃなかったっけ。
この用紙のどこにも領収印を押すところがない。
「だよなあ 前に銀行に持って行ったら 扱えないって言われたし」と父。
「んじゃ この分の5万円は置いておくね」と別にしたら
父が「持っていけ」と言う。
さすがの母も取り返すわけにもいかず「そうしたら」と言う。
いつもなら返すなり、
受け取るにしても実家の立替分に回すなりするのだが
今回は各自小遣い5000×4とGW費用30000円として頂戴する事にした。
はからずも私にお金を渡す事になってしまった母に
ざまあみろ である。

昼食後実家を出、娘がうにくろでジーンズを試着。
どうにもしっくりこないというので後で別の店に行く事にし
息子のラケットをガット張りに出すために近くのSCに寄る。
そこでも服を見て試着する娘。
双方で待たされてばかりの息子はさすがに不機嫌である。
しかもその店ではガット張りが次の試合に間に合わないので
別のSCまで自転車で行かなくてはならない。

娘はジーンズを探しに旦那に車で連れて行ってほしいようだが
旦那には旦那の予定があるし
息子の手前もあるから「自転車で行ける」と連れ出した。
20分くらいのところに一軒。
そこから更に走ってドームイオン。
夕方ヘロヘロだったが、息子がチキンと以前からうるさかったので
帰りにケンタに寄る。しかし電話で訊いたら旦那は嫌だと言う。

家に戻ってチキンを置き、旦那とふたりで外食に出る。
帰りに買物少々。
結局一日中外だった。

土曜日に買ったスニーカー(旦那に車で連れて行って貰った)が
早速役に立ったわけだが
娘が「靴紐を変えろ! 白はださい。裏を見せるな」とうるさい。
息子は息子で「おかあさん 今日化粧濃いんじゃない?」と生意気に。
「濃くするほど化粧品もっとらんわ」

今日これから息子の靴から紫の靴紐を抜いて
新しいスニーカーにつけようと思う。
あれ まだ傷んでないから勿体ないんだもん。
テレビCMで♪ヒマラヤほどの消しゴムひとつ とか歌うのがある。
それが流れるたび息子は「どういう意味だ?」と言う。
どうもこうも山ほどでかい消しゴムなんてあるわけなく
他の歌詞知らないからなんともいえないが
ただの誇張と思って聞き流せばいいんじゃねえの?って思ってた。
昨日また「どういう意味だ」と呟き、私に向って「ねえ」と言う。
「どういうと言われても」
「……ったら あんまんとかにくまんとかの会社だろ。
あんまんの消しゴムって …? な?」
しばし。
「…もしかして いむらや と聞き間違えてる?」

聞き間違えるというより脳内変換ミスだろ。
普通に聞き間違えたって「ありえん」と無意識に修正する。

にしても ♪いむらやほどの 消しゴムひとつ はないだろ。
気づけよ 息子。


塾でのバイトが本格的に始まった娘。
授業のための準備にやたら時間がかかる。
開始の30分前に入るのはいいだろう。
だが終わってから次の用意のために1時間居残るってどうよ?
いくらなんでも遅すぎだろ。要領が悪いにもほどがある。

馬鹿なんだ 本当は。馬鹿なんだああああ
モノが探せないのも状況を把握できないのも馬鹿だからなんだ。
普段から論理的に効率よく物事を考える習慣をつけておかないから
仕事や勉強に支障をきたすんだ。

こんなんでこの先やっていけるんだろうか。
あー つまんない あー 面倒くさい

細かい事がいくつか棘になって頭に刺さり
何気ない言葉が神経をささくれ立たせて
ずっと苛々鬱々してる。

これって更年期ウツかしら ずっとこのままなのかしら
って思っていたら
メールで「今年の落ち込みはどうですか」と訊かれた。

はうあっ そうだった。
2月から5月まで私は毎年落ち込むんだった。

忘れていたのは幸せか。
忘れるくらいいつもいつも落ち込んでいるのか。

春の落ち込みは神経が敏感になってあらゆる事に悲観的になって
あとから考えると「なんで?」というようなことで悩む状態である。

今考えたって「くだらん」と思う事で頭は一杯である。
ひとつひとつはとるに足りない事でもたくさんあると大変なんだ。
でも主婦ってそんなんばっかしなんだよな。きっと。
私だけじゃない 私だけじゃない。
でも皆が皆 重荷に思ってしまうわけじゃないんだよなあ。
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