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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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今日で私学受験は終わりである。
「一緒に行く子はどの学部受けるの?」
「そうごうせいさく」
「へえ? 女の子で。すごいね」
「? なんで?」
あれ? そうなんだ。普通なんだ。
「いや 女の子で政治関係って…」
「え? 政治なの」
「モロ政治じゃないまでも そっち系でしょう」
どうも話が噛みあわない。おかしいと思ったら
娘は総合政策を「製作」に変換していた。

「あんたの問題集!(赤本) ほら! 見てみなさいっ」
ちゃんと表紙に「外国語・法・総合政策」と書いてある。

…ああ。なんかもう…

そう。娘が「弥勒菩薩」を知らないと知って驚いた。
仏像の名前と寺の名前は知っていても
それが「弥勒菩薩」であると知らないのだ。
学校教育の歪だよな。
先生がひとこと「56億なんてやってらんねえよな」とか言っていたら
きっと印象に残るのに。
仏像の名前を暗記させるなら
少しは仏教思想もやればいいのに。
そうしたらもっと覚えやすいだろうし、見方も違ってくると思うの。

今朝前日やった英語のテキストの話をした。
どっかで聞いた話だと思ったら「おとなしい凶器」だった。
でも思いっきり省略してあるし、途中で切れてるから
面白さは全然伝わっていない。
身重の女性が離婚を言い出した夫を殴り殺した
というだけじゃなあ…

ああ。受験勉強も飽きた。つまんないっ!


大野くんがドラマに出る。
最初声優でだと思ったら「実写版」とある。
実写で怪物くんって…
ねたの出所を探られても困るので息子には黙っていた。
(旦那に奢って貰った喫茶店で見たスポーツ新聞)
(喫茶店に行ったなんて知れたらうるさい)
したらば今朝、息子が「大野くんが ドラマに出るって」と言う。
テレ欄を指差し、「プリンス役ってあるけど」と首を傾げる。
「…怪物ランドの王子様だよ」

残念だったね。大野くんの王子様姿が見られなくて。
 

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娘が持ち帰った使い捨てカイロをスカートに挟み
ぬくぬく感を愉しむ。
娘が「今日は寒い」と言うから、それを出して「使う?」と訊いたら
「…なんか 落ちた気がするから いいや」と言う。
そのカイロを夜、息子に差し出すと息子は黙って受け取る。

旦那が家を出る時刻と受験当日の娘の起床時刻がずれたので
なんとか娘が起こされないようにする方法はないかと
「寝室を交換する」という案を出す。
娘の部屋に着替えや朝のコーヒー、パンなどを持ち込んで
旦那がそこで寝て、早朝静かに出て行く。
娘の部屋と洗面所と玄関が北側になるから
旦那の寝室の和室で娘が寝れば、
これが一番気配が伝わらないんじゃないか。

双方に了解を得た後、布団やコーヒーメーカーを移動させ
娘の枕元にマンガを見つけたから
さすがに父親にこれを見られるのは嫌だろうと別の場所に移す。
作業を終えたところで
「でも私(が高校生)だったら 父親に部屋に入られるの嫌だなあ」と思う。
父親のベッドで寝るのも嫌だけど
普段から娘は度々そうしているからそれはいいとして
自分の部屋で自分のベッドで父親が一晩過ごすというのは
やっぱ嫌かもなあと
「あの部屋は寒いからね」と父を脅すくらいの娘を眺め
そういう抵抗はないのかしらと不思議に思った。
旦那は旦那で「昔はあの部屋で寝ていたんだ」といばるだけで
まあ お泊り気分みたいなところはあったけど
ごくごく普通のことみたいに娘のベッドに入った。

次の朝、
動かしたマンガがなくなっていたので
さすがに恥ずかしいと自分で片付けたのかと思ったら
「寝る前に読もうと取りに行った」んだと。
「お父さんにベッド貸すの 平気?」と今更ながら訊いてみた。
「だってもともとはお父さんのベッドだもん?」

娘の部屋は間取り上「主寝室」というやつで
そこにふたつ並べてベッドを置いてた。
そのひとつを残し息子に使わせ、今は娘が使っているわけだが。

いや。そういうんじゃなく。
自分の服もマンガもノートも置いてある部屋に
親を入れるってのが それだけで私は嫌だったけどなあ…

あ。でも私も息子の部屋で昼寝するか。

まあ家庭円満の証拠という事にしておくか。

喉が腫れていた時、トローチを舐めていた。
娘が舐めすぎるから「喉の奥に置いておくつもりで」と言う。
「でもすぐ溶けちゃうんだもの」

乳児期の娘はよだれがすごかった。
市販のスタイなんてものではおいつかず
タオルで何枚も縫った。それを一日10枚以上使う。
それでもベビー服まで濡れてしまう。

もしかして今でも唾液が人より多いんだろうか?

「うん。友達に もう舐め終わったの?ってよく訊かれる」
一緒に舐め始めたのに娘だけ先に舐め終わっている。
別に噛んだわけでも急いだわけでもない。

赤ん坊の時によだれが多いと成長しても唾液の分泌が盛んなんだ!
妙なことに感心させられた。


同じマスクを使う。
上部にクッションがついていて「眼鏡が曇らない」というやつだ。
だが娘は「隙間が出来る」と言う。
「なんで?」
「鼻が低いからでしょう」

そうなのか。
 

テレビで「一億人から選ばれた poにょの声」と言っている。
「一億人て?」「日本国民って事でしょ」「一億じゃ足りない」
「おっさんと赤ん坊を除くとそれくらい… んん でも成人男性もあかんよな」
と息子を見て(一応声変わりは終ってる)「ちょっと 台詞言ってみ?」と言う。
「え?」
「poにょ そーすけ すき poにょ 人間になるー! ってさ」
食事中の息子はごっくんしてからそれをリピートする。
「…やっぱ無理があるよな」
「ってか私 やると思わんかった」と娘。
「うん 実は私も。嫌だって言うと思ってた」

結構熱演していた息子であった。

まだまだ可愛いのお。


さてさて受験生の娘。
私立ゾーンに突っ込んでいるのだが
突入直前に「喉が痛い」と言い出し、思いっきり焦らせてくれる。
他の風邪を拾うから病院には行きたくない。
あれやこれやトローチを買い込み、喉によさそうなものを買い込み、
なんとか初日に間に合わせた。

やれやれと思ったのも束の間。
「鼻の横が痛い…」
副鼻腔炎の疑い。これは抗生剤でないと駄目な筈。
朝一番で診察を受ける。
熱が出ていないからもしかしたら薬を貰えないかも知れないと思い
かつ最初の風邪の時に受診していない負い目もあり
「受験で忙しくて」と泣きつく。
「で受験は終ったの? え まだ? 次はいつ? たくさん受けるんだねえ」
なぜか首を傾げ「たくさん受けるんだなあ」と繰り返す。
そうか? 確かにセンター失敗で予定より増えてはいるけど
そんなに多いか?
「高校受験だよね?」

……
「高校は私立三つまでです」

私は気づかんかったが、どうやら娘は童顔らしい。
先日も息子の友人のお母さんに、娘と一緒の時
「お姉さんの方が下に見えるねえ」と言われた。
息子こそ童顔じゃないですか。
その息子の更に下ですか こいつは。
と思ったけど、どうやらそのとおりらしい。

医師の後ろで看護婦さんがくすくす笑ってた。

まあ お陰で沈滞ムードが浮上したけどね。
本番中に二回も風邪ひいて挙句に発熱の危機ときては
落ち込まないわけないんだがけど
診察室で笑ってたら、なんとなく楽になったよ。

私立も折り返しで、だけど最後の最後が私立の中の本命。
これが受かれば楽になれるんだが
なんせ第一志望の公立よりレベルが上ってんだから難しい。
これまでの不運が運に転じればいいんだけどなあ…
…まあ 最後に公立で笑えたらそれが一番いいんだけど。

だが 高校受験の時もそうだったけど
ここまでくると終る事しか考えない。
終ったら好きなだけ寝るんだい。好きなもの食べにいくんだい。

娘が使ったカイロがまだ暖かったので
スカートに挟んでお腹に入れていた。
家事をやっている間にどこかへいってしまった。
その前にも一度落として旦那のベッド横で見つけた。
それからの行動を思い返し、
娘のベッドや洗面所を探すが、どこにもない。

なければないでいいのだが、
洗濯物に紛れていたりしたら大変だ。
まさかと思うがトイレに落としていたりしないだろうな?
所在を確かめるために行った場所を全部何度も探す。
でも見つからない。

次の日の朝。
息子が登校したので窓を開けに部屋に入った。

…あった。

しかし昨夕は息子の部屋には入っていない筈だ。
なんであのカイロがここにあるのか。

夜帰宅した息子に訊いた。
「テレビの前に落ちていたから拾って使ってた」
……
その話を旦那にしたら、ひとこと
「ねずみか あいつは」。

一個のカイロが娘と私と息子を繋いだ。
ほのぼの。
…できるかああ!
 

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