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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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娘の場合は
「英語がやりたい」→「英語を教えたい」→「高校の英語教師になりたい」
で志望校は決まった。
後は目標に向ってまっしぐらである。
勉強すれば近づいていくのだから簡単といえば簡単。
その勉強が大変なのだが
「もう勉強するのが当たり前になってるから しないと変」
なんだそうである。
勿論時々リビングに来ては「飽きた!」「やりたくない」と叫んでいく。
更に煮詰まると家人からテレビをとりあげ見たいビデオを見る。
勉強の成果は模試に反映されているからモチベーションは下がらないようだ。

息子もそろそろ二年生の選択を決めなきゃいけない。
迷うまでもない。完全な文系。それも英語。
一応志望校を書く欄もある。「どこがいいだろう」
去年の新聞がとってあるので持ってくる。
センターを利用した場合のボーダーが載っている。
「とりあえずSかCじゃない?」 娘のすべり止め私立である。
息子は「ぜってー無理」と早くもはるかその下を見ている。
「レベルは段々下がっていくものだ。いきなり下を見るな 下を!」
自分のレベルに志望校を合わせるんじゃなく
志望校のレベルに自分を引き上げるんだろうが!

本当にこいつら兄弟か?
小学校の時 共通の担任の言葉が浮かぶ。

娘が模試の結果を持って来て「よく分からん」と言う。
って私に訊かれても私学受験の仕組みさえ分かっていない。
仕方なく調べ
センターを利用した「100」「50」と利用しない「一般受験」があると知る。
でもって「一般受験」が一番枠が広い。
ふむふむ。でもセンターの手応えがよかったら全部申し込んでもいいよな。
と受験料の項目を探して絶句する。
35000円。センター併用でも20000円。
全部なんていったら75000円。
でもこの私立はすべり止めじゃなく本命校より上のレベルだから
他にひとつかふたつ受けなきゃいけない。
そっちを見たら少し安かった。25000円。

受験日の日程を書き出していて気づく。
「国公立の発表の前に私学の締め切りだ」
って事はどうであれ1次入学金は支払わなきゃいけない。

「…私学関連だけで ざっと50万円はかかる」

これまでも耳や目に入ってこなかったわけじゃないが
敢えて三ザルしてた。もう逃げ道はない。

うおおお。お金がない(正確には「なくなる」だが)!
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私は風邪をひいても病院に行かない。
子供たちも小さい頃は原則連れていかなかった。

息子は病院で出される子供向けの粉薬が大好きだった。
自分は滅多に貰えないから余計にだろう。
ある日同級生のお母さんに
「昨日誰のか分からない薬が教室にあって
先生が訊いたら おたくの息子さんが『欲しい!』って手を挙げたそうよ」
と言われた。

薬は好きでも病院には行きたがらなかった。
こちらも面倒だから放っておく。
小・中学生の頃は知らない間に風邪をひいてたりしてた。
ピークがくるまで自覚症状に本人も気づかないのか
「やたら寝るなあ」と思っていると次の日「昨日風邪だった」と起きてきたり。
とにかくピーク時には寝ていた。ひたすら寝て回復した。
動物である。

自然治癒能力って大事だと思うのよ。

学校に行かなきゃというので薬を使うようになって
子供たちは段々弱くなったような気がする。
ま 智恵がついて今の自分の状態を認識するようになったせいもある。
動物や幼児は「なんか変だが 何が変かわからんから ま いいか」と
初期段階では風邪を自覚しない。
動けないくらいになって漸く周囲にそれと知れる。
そしてその後すぐに治る。

風邪の時熱があがるのは体内のウィルスを殺そうと
身体が体温の設定を変えるからである。
38か39は欲しいなあと身体が言うから
平熱をそこまで引き上げるのである。
悪寒はそのせいだ。
身体が39度と設定するので37度では寒いのである。

この時身体が欲しているのに無理に下げるから
身体が「んもう!」と怒ってまた設定し直してしまう。

一度妊娠の可能性を考えて解熱剤を飲むのを躊躇していた事がある。
39度を過ぎてやばいと思った時いきなり汗が出てきた。
そして熱は下がった。それきり治った。

寝ていられるなら風邪を治すのは難しい事じゃない。
寝ていられないから困るんだよなあ…
ゆっくり風邪をひいていられる というのはひとつの幸福だとつくづく思う。

もうひとつの我が家の新型。
といっても古いんだが。
古いから安かった。
ホームセンターの片隅で「見切り」されていた。
ホームベーカリー。

パン教室に通っていた頃
捏ね専のニーダーを買おうかベーカリーを入手しようかと
考えていたが、ものを置くと後に退けなくなるのでやめた。
でも最近安い食パンばかり買っているので
身体に悪いかなあと思ったり。
だが一万二万の投資はなと考えていたら
5000円だった。

それでも一週間迷って(その間に売れる心配はなかった。
それくらい片隅にひっそり置かれていた。
だって庭園灯を探しに行って見つけたくらいだもん)
旦那に「こういうのが出てるんだけど」と言って
「それなら迷うまでもない」と背中を押してもらう
(絶対そう言う事は分かっていた)。

持ち帰ってよくよく見たら説明書がない。

で店に電話して店からメーカーに送付を依頼して貰った。
その説明書が昨日漸く届いた。

まだ使っていないけど。
新型その1 テレビ
新型その2 インフルエンザ

我が家に上陸したその2のせいで1週間パソコンに触れんかった!
かかったのは息子だけで それも軽症だったのだが
隔離場所がパソコン部屋だったんだよ。

土曜日午後関節がすっきりしないと言い、夜になって37度。
日曜日月曜日と熱を計るがずっと37度台。
火曜日は学校を休ませたが「明日は行くぜ」とか言っていたら
担任から電話。「病院は行かれましたか?」「いいえ」
だって37度台じゃ検査もしないだろうしお金が勿体無い。
「診断書がないと休んだ日のテストが0点になってしまうんですが」
えええ?(そうである。中間テストなのである)
出費をとるか点数をとるか。
嫌々病院に行って熱を計ったら36.2度。ああ 勿体無い勿体無い。
それでも「一応検査しておきましょうか」とやったらば。

A型でした。

「この時期のA型は新型とみなします」
「解熱後48時間は出席停止です」

熱が低いからとインフルエンザを疑わず登校していたら
ウィルスをばらまくとこだったのね。剣呑剣呑。
ま 済ませておけば気が楽だし。
ついでに娘に伝染しておこうか なんて考えながら帰宅したら
娘が激怒した。
「うちが原因で広まったらどうするの!」
その剣幕に息子は隔離部屋に駆け込んだ。
それまでも隔離・時間差摂食は心がけていたんだが それが延長となったわけだ。
うんざり。
(しかし姉が怒り狂っていると聞いて息子は大人しく従った。娘の脅威はすごい)

私は食事中が一番感染の危険が高いと思う。
黙って食べていればまだしも絶対何か言うし
その飛沫がかかった食べ物を摂取するわけだし。
今回のインフルエンザが家庭内感染より校内感染の方が多い理由のひとつも
この『食事』にあるんじゃないかしら。
孤食の傾向に加え、友達同士の食事よりどうしたって会話は少ないもの。

予防対策のうち うがいはあまり意味がないとか言う人もいるけど
「喉の粘膜を鍛える」という意味で普段からうがいはしておいた方がいいし
流行中も「喉の乾燥を防ぐ」ぐらいの働きはあると思う。
あとうがいによって喉あたりの血行がよくなるってのもないかなあ?
「喉の温度が下がるとウィルスが増殖しやすくなる」っていうし。
(前にも書いたけど ストレスによっても喉の温度が下がる。ストレスはいかんぞ)

水曜日の体温が微熱と平熱の中間だったため金曜日も休ませた。
これで息子のテストは全滅である(後日診断書を出して6割だか8割だかで評定される)。
夜嬉しそうに新しいテレビでMステを見ていた。

そう。テレビも新型なのである。
日曜日に購入して火曜日に届いた。
結局シャープのビデオDVDつきHDD録画のデッキと省エネ型テレビ32。
エコポイントの申請書も貰ってきたが、その煩雑さにイラッ。
取り扱い説明書のぶあつさにもイラッ。
チャンネルのボタンの数にもイラッ。
でもやっぱ録画は楽である。テープ要らないし。時間の計算も要らないし。



























息子の高校で 進路&教科選択の説明会があった。
なんで親が聞かなきゃいけないんだろうと思いつつ
最初だし、結構出席率高いそうなので参加する。

話が始まって5分後にいねむりこいていた。

つまらんのよ 話が。
中学の進学説明会の時も思ったんだけど
「聞かせよう」「分からせよう」「ひきつけよう」という意欲が感じられん。
同じ説明会でも塾のは違った。眠気はこんかったもん。
学校の教師と塾の講師ではこんなに違うんだ
こりゃ塾がはやる筈だわと、当時塾初体験だった私は思ったね。

切れ切れに聞いた話の中にも参考になるようなネタはなかった。
あっても全部プリントに書いてある。
しかもだ。
学校のレベルも考えず、国公立のことばかり引き合いに出す。
国公立を受験する生徒なんてほんの一部だし、
合格者なんて年にひとけただ。
この学校で国公立を目指そうとする生徒は
はっぱかけんでも自分でやるし、親だって自分で調べるだろうさ。

それでも上を目指して欲しいという気持ちは分からんでもないが
それなら指導内容のレベルをあげろと言いたい。
要求のレベルも上げて欲しい。
娘と比べちゃいかんと思いつつも息子のふぬけ加減にイラッときているのに
担任は「よくやっている方だと思いますよ」と言う。
やってねえよ!
もっと課題出してくれよ。
娘は問題集を買う余裕もなかったくらい課題に追われていたよ。

まあ。どう足掻いても国公立を狙えるのは一握り。
どうせ私立ならどこでも同じ(てか三流しか行けないのなら行かせないし)。
その先の人生もどっこいどっこいのとこなんだから
本人の好きでいいんじゃね? と思ったり。
娘と息子を見ていると、生まれつきの性質はどうにもならんと思えてくるのよ。

娘はこの頑固さゆえに生きにくいところがあったし(今はわりと楽みたいだが)
息子はこのいい加減さゆえに世渡り上手なとこあるし
何より親としては息子の方が楽なのよ。
娘の受験っていうとあれやこれや考えて胃が痛くなるのに
息子のだと「ま いいか」って流せてしまう。
ま 息子も表面に出ないだけでいろいろプレッシャーはあるっぽいけどさ…

なんにしてもあの説明会は無駄だった。


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