木の洞にひとりごと
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昨日インターフォンが鳴るので出たら「郵便局の者です」だった。
「息子さんの学資保険の件で」 いや? うちは農協で入ってる。なんで郵便局? 訊き返すと書類を見直し、「でも確かにお宅の名前のなんですが」と言う。 ああ。実家の母親がなにやら入ったと言ってたっけ。 そういえば幼児期の入院の時保険金の受け取りで一悶着あったよ。 きけば「生存一時金」とやらで20万支給されると言う。 そのために証書と身分証明など揃えなければならない。 私が契約者になっているので私がやるのだ。 ちょうど午後通院付き添いのため実家に行ったのでその話をする。 「証書ならその箱の中だ」というので探す。 ついでにその20万円を振り込んでもらう私名義の通帳も探す。 ごそごそやっていたら 「それでその20万円どうしたの」とベッドから母が訊く。 はて。私20万円って金額言いましたっけ。まあ いいや。 「持って来てもらうとなると二度でまだから こっちの通帳に入れておく。 私の手元のだとごっちゃになっちゃうから」と答えた。 それで母は納得したようだが、 つまりは私の勝手にはならないという事かしら? これまでも実家が掛けておいた保険で保険金を受け取った時は ほぼ全額(端数くらいは診断書代としてもらったかも知れん)を そのまま母に渡してきた。 しかし考えてみればそれでは何のための保険か分からんではないか。 母は「あんた達のため」って言うが、 名前こそ私だったり旦那だったり子供たちだったりするが 補償は全部実家にいくのだから全然助けになってないよ。 掛け捨てと比べて郵便局の簡易保険は手続きが面倒。 以前に息子で貰ったと書いたが、その時も 当然出ると思って出向いたら「これは対象外だ」ときっぱり言われ そんな筈は!と窓口で喰いついたが聞き入れられず 頭にきたので本部に電話したが、そこでもやっぱり即却下の勢いで。 そんな馬鹿な!とあれやこれや並べ立てているうちに 「だって骨まで削ったんですよ?」と口走ったら あっさり「ああ だったら支給されます」との返事だった。 こんなんじゃ農協でも交渉する羽目になるのかと出向いたら そちらは既に病院に照会済みだった。 曰く「この症例では骨に触る場合があるので確認しました」って。 てなわけで。金額はさておきサービスの点では 郵便局は最下位なわけです。 まあそれはおいといて。 つまりそんな面倒な思いをしても保険金は手元に残らなかった。 一体誰の為の保険だったのだろう。 と今更に思うのだが、当時は母の「あんた達のため」を鵜呑みにして ありがたいと思っていたのだから、仕方ない。 仕方ないけど、今回はもう気づいてしまったのだから どうにもこうにもこの20万円素直に母に渡せないわけですよ。 かといって使う気にもなれない。 ホントは一部でも義妹に渡したいんだけどね。 私ら夫婦が私の実家にばかりかまけていられるのも 義妹が義父母の傍にいてくれるからなわけだからさ。 PR
事故とか怪我とか入院騒動とか
それ自体面倒だけど、保険の手続きも面倒のうちである。 今回怪我の他に他人様の自転車を壊しているので 自賠責の請求もしなければならない。 他人様が絡むので早いところ済ませたい。 てなわけで傷害はおいといて自賠責だけまず手続きをとった。 前回息子の怪我で保険金を貰ったアメリカンホームである。 今朝新聞に出ていたAIGの日本子会社(?)である。 別に普通だった。 前回も感動したが電話の応対も硬すぎず軟らか過ぎず。 「自転車の修理って 事故のせいかどうか どう実証するんだろう」 と保険がおりるかどうかも心配だったが 「購入後一年以内なら8割 二年以内なら7割まで修理費として認められます」 などと丁寧に説明してくれた。 必要書類もすぐ届いた。 修理費の領収書など相手からも受け取ったので これを郵送すれば手続きは完了である。 保険金の振込みを確認するまでは終わりじゃないけど まあ これまでのところは問題ないんじゃないかな? 来週MRIの結果聞いたら全労災にも電話しておこうと思ってる。 何れも掛け捨ての保険だけど 電話と郵送だけで簡単に済むから楽だよね。 相手のお母さんから「ちゃんと入っているんだ」って驚かれたけど 入るのが普通だと思ってた。どうなんだろう?
子供を自転車の前に乗せ、ひとりのお母さんが停まっている。
前から来る人とすれ違えないから待っているのかなと思ったら 違った。 友達ママを待っていたのだ。 一台。また一台。 三台連なって走り出した。何れも前に子供が乗っている。 なんで一緒に走る必要があるんだ。 後ろの二台は並び出した。 速度は勿論遅い。 子供を積んでいるうえに喋ったり後ろを気にしたりしているんだもの。 おしゃべりしたいなら誰かの家に落ち着けばいいだろう。 どうして買い物先や道路で会話しなきゃいかんのか。 ええ。通った道です。 私もママをやっていた頃、周囲が見えなくて迷惑かけた事ありますよね。 だから全面的に批判する権利はありません。 でもさ。私は外ではひとりで行動したよ。 公園やマンションの敷地ではグループに属したりもしたけど わざわざ一緒に買い物になんか行きませんでしたよ。 勿論並んで道路なんか走ったりしません。 集団に混じるべき時と ひとり(といっても子供と一組だが)で動くべき時と それぞれあると思う。必然もないのにツルむな! そんな親の子だから「誰かと繋がってないと不安」ってメール中毒になるんだ。 せめて他人様に迷惑かけないようにね。 道路の真ん中でのおしゃべりは邪魔ですよ。
朝 旦那の車で娘を送り込む。
天気が悪かったり荷物があったり、まだ慣れてなかったりで 私も一緒に行って教室まで送り届ける。 ロッカーから教科書を出したりして学校を出る。 帰りは徒歩である。片道40分。町をひとつ越えるわけで。 夕方は実家の父に頼む。 しかし実家はとにかく夜が早いので6時にはもう完全な寛ぎタイム。 年も年なのであまり頼るのもどうかと思ってしまう。 旦那の早帰りと上手く組み合わせて でも通院もあるし とか。 保険の事やら 壊してしまった他人様の自転車の件とか 問題は一杯である。 私が大変なら 送迎に関わる父も大変で 何も出来ないならせめて負担を減らしてやってくれと 実家の母に言いたいのだが その気は全くないらしい。 むしろ関心が新しい怪我人に集中しているのが面白くない。 うだうだ父を困らせて愉しんでいる(ように見える)。 こんなのはこじつけだと分かっているが そもそもは 私が両親用のマンションの部屋を見にいっていなければ (つまり既にそこに両親が引っ越して来ていれば) 娘は事故に遭わなかった。 事故を招いたのは娘自身だと分かっていても 誰かのせいにしたいと思ってしまう。 今現在私が抱えている問題の大半は実家がらみ。 マンションの改装にせよ、不動産会社との衝突にせよ 今回の事故だって全く無関係じゃないわけで。 のたのた寝てばかりの母親を見ると あんたは私を幸せにしたくないんだねと言いたくなる。 ええ。昔のことも含めてね。 欲しがる物を取り上げて喜んでいたんだもんね。 今でも他者のささやかな楽しみを邪魔して鬱憤晴らしてるもんね。 周囲に迷惑をかけたくないと思うなら 少しは動く努力をしろと言いたい。ホント 言いたい(って言ってるけど)。 「金勘定は熱心なんだけどなあ」と溜息まじりに父は言う。 他の面倒事は一切押しつけで 通帳だけはしっかり握っている。 お金は墓まで持っていけないよ?
息子で一回、実母で二回、今回は娘で。
先日の日記で触れたが 過保護をやめようと思ってたところだ。 近所に住む先輩が登校拒否気味だったこともあって 「学校に誘うんじゃなくて まず遊びに誘ったら」と進言し 夕方の呼び出しにも快く送り出していた。 話し相手になる事で先輩の気持ちが落ち着くならと思ったのだ。 その呼び出しが頻繁になるわ 夕食前後に出て行くようになるわ 家族の前で携帯いじるわで そろそろ意見しなきゃいかんかなと思った矢先の事故だった。 こちらが突き放したのと 先輩との外出が上手くいったのと 学校の帰りに「ふたりのり」の初体験に成功したのと いろいろ重なって なんつーか「大人になった気分」みたいな感じになっていたっぽい。 自分ひとりじゃまだ何も出来ないくせに 家族を軽視することだけ先行しているように私には見えた。 それは自立じゃないだろ。 勘違いにどう気づかせようと考えていたら 自転車のふたりのりで怪我をした。 靭帯損傷。全治二ヶ月。 現在ギプスと松葉杖の世話になっている。 学校は休めないと言う。 家族の協力なしには通学など不可能だ。 医療費やらタクシー代やら その他もろもろ出費が痛い。 それでも仕方ない。 少しは目が覚めただろうし 何より前から気に掛かっていたのだが 「弱者への思いやり」に欠けていたから それも身につくだろう。 思い通りに動けない不便は身をもって経験しないと分からん。 だがこれで何も教訓が残らなかったら腹立つよなあ… |
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