木の洞にひとりごと
うろ覚えのうんちく
うろうろと右往左往
|
|
カレンダー
リンク
ブログ内検索
プロフィール
HN:
shin
性別:
女性
アクセス解析
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 放っておいてくれたら見直しなんてしないのに PR
この先思い出す事になるかも知れん。
息子が電器店で携帯に使う部品を買ってきた。 家に帰ってよく見たらメーカーが違う。 どうしよう。私は交換は無理だろうと思ったが 旦那が「訊くだけ訊いてみたらいいだろ。ほら行くぞ」と 息子を引っ張って出て行った。 息子が戻ったので「交換して貰えた?」と訊いたら「うん」と言う。 「よかったね お父さんにお礼言いなさいよ」 と言ったらば、どんとテーブルに「これがそうだわ」と袋を置いた。 どうやら旦那が息子に 「新しいの買わずに済んだんだから おはぎくらい奢れよ」と言ったらしい。 それをふたつと、自分はあんこは駄目だから鬼饅頭をふたつ。 そうなると部品代と変わらん額になるんじゃないか。 以前旦那が自分の父親に頼まれた馬券を買い損ね、 それが大当たりで7万くらいの配当になった。 「あんな締め切り間際に言ってくるから 入力間違えたんだ」 と怒るが、義父はとったつもりでいる。 「今回は払うしかないよ」と家計費から工面して渡した。 まあたまには親に小遣いやるのもいいじゃないかと。 「親なら普通受け取らんぞ」と旦那は文句たれたれだったが、 今回の「おはぎ奢れ」発言は、額こそ違え同じレベルじゃないだろうか。 かわいそうにと思いつつも、ぼたもちを半分貰って食べた。 息子は鬼饅頭をひとつ食べ、暫く後に「腹減ったなあ」と言うから 「もう一個食べればいいじゃない」と言った。 だが息子は「あれは 姉ちゃんの分だから」と首を振る。 ……なんで? あんたが自分の小遣いで買ったんだろ。 娘はまだ帰宅してないんだから、黙って食べてしまってもいいんじゃないか。 だが息子はパンの耳を「食べていい?」と訊く。 「いいけど 今日買ってきた食パンでもいいんだよ」と返事したらば 嬉しそうに「いいの? 久しぶりに食べたかったんだよなあ」と トースターに入れていた。 なんか段々息子がかわいそうになってきた。 ああっ! あの部品、そういえば旦那も借りて使ってた事あるじゃないか! 結婚記念日の仕切り直しという事で
みかんの葉が心もとなくなってきたので
旦那に追加を頼む。 持ち帰った葉に幼虫が一匹くっついていた。 見慣れている姿なのに思わず悲鳴をあげそうになる。 分かっていてもキモチワルイ。 自分ちの子は平気で触れるのに ひとんちで育った子はキモチワルイ。 でもだからといって育児放棄するわけにもいかんので 葉っぱごと空き瓶に移す。 今朝みたら緑色になっていた。 てことは我が家の子とほぼ同週齢という事になるのか。 同じ木の葉っぱを分け合う仲だから乳兄弟という事になるのか。 我が家は三兄弟、そこに乳兄弟がひとり。 うふふ。萌え~ って性別不明ですが。 そしてしっかりよその子の枝は離れた場所に置く。 さて昨日書いたgiftの件。 本棚を探して見つけた。「ドイツ語のすすめ」 女性名詞の die Gift は贈り物で 中性名詞の das Gift は毒だとある。 もう一度娘のドイツ語辞書を調べたが、女性名詞は載っていない。 (ドイツ語には男性・女性・中性名詞がある。冠詞など違ってくる) (ドイツ語は固有名詞に限らず 名詞は全て大文字で書き始める) 私の本は古い。30年以上前のものである。 この30年の間に 紛らわしいGiftは消えたのだろうか。 それともそれ以前に既にあまり使われなくなっていたのか。 「死を賜る」(死刑)際、西洋では毒を贈られた。 だからこのふたつのGiftが同じスペルであるのは偶然ではないと書いてある。 さかのぼれば英語のgiftも与えるの意味合いから恐らく同じ語源になるだろう。
娘がリビングで宿題をやり始めた。
(大学生である。弟から取り上げた広い私室と机があるにも関わらず である) (小学生の時に机を買い与えず、ずっとリビングで勉強させてきた。 一度は自室でやっていた息子もやはり集中できないと テスト勉強はリビングでやるようになった。かつては机がないのが不満ぽかったが 近年雑誌やテレビが「リビング勉強推奨」傾向にあるので 流行の先端をいったみたいで嬉しそうでもある) (それはいいんだが、大学生はどうかと思うんだ) 「ねえ ほら 前に言ってた 日本語と英語で全く逆の意味になることわざ」 「ローリングストーンかね」 「えっと 苔がなんたらの」 親を頼るな。10代の脳みそなら一度調べた事は忘れるな。 「転がる石は苔むさない」 「日本語でなんて言う?」 「正式なことわざで? そんなんあったっけ 石の上にも三年じゃいかんかな」 電子辞書をいじっていた娘が「あった」と言う。 「これ なんて読むの? かるいし? けいせき?」 「かるいしじゃあないだろう。けいせき かな? そんな言葉ないけどな。 軽いから転がるのかな。でもどっちかというと 転石の方がしっくりくるけどなあ」 と言いながら、軽いも転がるも車だと気づいて もしかして娘が読み間違えてるんじゃないかと思った瞬間 「あ そうでした 転石でした」と言った。 ……馬鹿? しかしきちんと調べたら英語のことわざでも もともとはイギリスで「転職を繰り返す人は金が貯まらない」とかの意で 日本語のそれとほぼ同じ意味合いになってしまう。 おかしいなあ? あのローリングストーンズだって 「転がり続けて常に前衛でいる」みたいな肯定的な意味でつけたって 昔の英語の教科書で読んだ気がするんだがなあ (見ろ! 娘 これが10代の記憶力というものだ)。 紙辞書で引いたら、かっこして「活動する人は停滞しない という意味でも使う」 と書いてあった。こっちだ。 結局どの国でどの時代にどういう意味で使われているかまでは分からなかったが 娘はそこで打ち切ってしまった。 眠いのだ。風呂に入ろうというところに友人だか知人だかから電話が入る。 その宿題の話で、彼女はカルチャーという単語についてまとめたらしい。 電話を切って、その語源が「耕す」にあるとかいう、今聞いた話をする。 言葉の語源って面白いよね。 そういえば「ギフトの語源知ってる?」と思いついた事を言った。 「何?」 「毒 だよ」 昔何かで読んだはずの記憶だが、調べてみたら英語のgiftに毒云々の説明はなかった。 おかしいなあ? 娘が風呂に入っていっても納得がいかず辞書をいじっていて ふと娘のドイツ語辞書が目に入った。そうだ。ドイツ語だ。 スペルが全く同じかどうか自信なかったが、ひいてみたら出た。 gift 毒 である。 どうせケルト系、ラテン語とかギリシャ語とか 辿ればどこかで一致するはず。 何で読んだか定かじゃないから探すの大変だけど 英語のgift と ドイツ語のgiftは多分同じ語源から出てると思うぞ。 ところで日本語の「あわれ」と「あっぱれ」 同じ語源だって知ってました? どちらも「ああ はれ」から変化してものなのさ。 これも10代の記憶でした。ああ 今その半分でもあればなあ…… すっかり苔むした脳みそ。これっていい意味なのか悪い意味なのか。 |
|