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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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22日のうちにどっかに行ってしまいました。

青虫はなぜか育った木で蛹になりません。
一日食べ続けた後、お腹の中のものを全部出して
慌てふためいてどこかに行ってしまいます。
それを捕まえては引き戻し、捕まえては引き戻し
って強引にベランダ内で蛹にならせた事もありますが
(他の家のベランダで蛹になって嫌がられても困るし
移動の最中に踏み潰されたら哀しい)
今回は知らない間にいなくなってしまってました。

元気に蝶になって飛んでいきますように。


「淡々としているのに凄みがある」(だったかなあ 少し違うかも知れん)
ずっと以前に頂いた文章の感想でございます。
日記とか、更に言うなら私の日常からでは想像も出来ないだろうが
私の文章は「水晶のような」とか「硬質な」と評されます。えっへん。
って威張ってみても、こういう表現が出来る人の方がすごいんだけどさ。
今回は「淡々とした文章なのに脳髄やられた」と言われました。
ちゃんと感想が一致しているところがすごい。

昔のまんがで
美容師の話なんだけど
その大会か何かで三人組で
一人目にだけ課題が知らされる。
こういうイメージでカットしろと。
前と横と後ろに分けて切るんだったかな?
二人目のひとは一人目の人のカットを見てテーマを読み取り
三人目のひとはそれまでのカットを見て仕上げる。

私は美容師じゃないから そんなのが可能か分からないけど
時々この話を思い出します。

絵と文で交互にこれをやっていけたらいいなあと。
以前はなんだかんだで絵描きさんがいてくれたんだけど
今は誰もいなくて寂しいです。
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足りない葉っぱに、幼虫を間引くか里子に出すかで悩んで
結局みかんの枝を持ってきてもらう事にした。
牛乳パックとコーヒーの瓶に挿し、毎日水を取り替える。

葉っぱは思ったより柔らかそうで、これなら
若木しか知らないこいつらでも何とかなるかしらと
(一応みどり幼虫まで成長してるわけだし)期待する。

そして彼らは元気に育ってる。
一匹は明日にでも蛹化するんじゃないか。

丸々太った幼虫を見るのは嬉しいものである。
しゃくしゃく葉っぱを食べる様子を眺めるのは嬉しい。
たかが青虫でこうなんだから
自分の子供に食べさせるものがなくてやせ細っていくのはつらいだろう
などと極端な事を考えて涙ぐむ。

んなことに浸ってる場合か 自分。

基本的に虫は嫌いだが、アゲハのみどり幼虫だけは別格である。
指先で撫でて感触を楽しんだりも出来るのさ。
お墓参りの後買い物に寄って帰る。
夕方旦那が「かき氷を食べに行こう」と言う。
昼食のインド料理がまだお腹に残ってる。
でも今年最後だと言うから、ついていく。

普通の主婦が趣味でやってるような喫茶店風甘味処。
こじんまりした感じである。
入って暫くしたらばひと家族入ってきた。
母親の声がでかい。
子供は女児ふたり。おばあちゃんと、お父さん。
私の後ろの席だから声だけだが、どうしたって落ち着かない。

下の子が歌いだす。
祖母「あらあ 上手だったねえ。もう一回歌って」

ふざけんなと思わず毒づく。
子供をはしゃがせたいなら別の場所に行けと言いたい。
その場にあった行動を子供に教えておくべきである。

旦那はさほどに気にした風もない。
やっぱ私は子供嫌いなのか。


戻ってパソコンをいじっていた旦那。
手元にある資料を携帯しか持っていない相手に送りたい。
写メに撮って添付? でも旦那の携帯はメールが使えない。
息子を呼んで写メを撮らせ、私のパソメールから旦那のメルアドを送り
息子の携帯から旦那のパソメールに写真を送って
それを先方の携帯に送る。
だがどう見たって鮮明な画像が送れているとは思えない。
先方も無理と分かってか、知り合いに頼んでファックス番号を送ってきた。
しかし我が家にファックスはない。
コンビニに行く。

そんなこんなで一日終った。
連休中にインド料理を食べに行くとミッションは果たせたんでよし。
ばくまんに値がついていたので(アニメ放映が近づく大抵そうなる)
他のコミックスも混ぜて売りに行く。

その帰りに結界師の話が出る。
息子「技が強くなると 昔の話が虚しくなってさ……」
私「はあ? んな事言ったら どらごんぼーるはどうなる。
せいんとせいやはどうなる(息子はしらんが)。
るろ剣だってそうだし」
「るろ剣の何がいかんのだ!」と急に怒り出す。
(息子がるろ剣好きなんて話は聞いた事がないぞ。もう売ってしまったが。
最初に読ませた時は怖がってすぐにやめたくせによ)
「最後の方の技なんて もうワケ分からんかったじゃないの。ええと なんとか」
「あまかけるりゅうのひらめき」
「そうそう それ …って あんたなんでそんなすぐに出てくるのよ」
「俺 記憶力はいいんだってば」

そうか。だからあの勉強量で何とか中間を維持出来ているのか。
じゃない。
そんな大層な記憶力なら教科書読んでおけばもっと点数あがるんじゃないのか。

ちなみに私、くずりゅうせんはすぐに出たぞ。


午前中は実家に行った。息子は試合だったので娘だけ。
学校が始まるとまた忙しくなるかもなので母の髪をカットして貰う。
「……前の時 寝癖がひどくなったって言われたけど
どうしたらつかんようになるのかなんて 私分からん」
言わせておきなさい。

「あんた くるたんび 美人さんになってくねえ。
化粧も上手になって。お母さんの子と思えんわ」

それにしても身体の不調ばっか訴えてる割には
しっかりあれこれチェックしてるんだよ 相変わらず。
「つけまつげしてるの?」 だってさ。
それはねマスカラっていうんだってよ。


本日はインド料理の予定です。
「味噌の味が薄い」
豚汁だった。息子の好物である。
「味が薄くても栄養に変わりはない」
「栄養がとれればいいってもんじゃないだろ! ああ勿体無い勿体無い」
娘には他にあさりのバター焼きがあったが
息子は玉子丼と豚汁だけである。
「メインディッシュなのにねえ 可哀相にねえ」と娘。
弟のことなんかどうでもいいくせに。弟にかこつけてんだよな。
「今度から最初に文句言った人が 味を付け直すって事にせえへん?」

当然のように却下されました。

でも私料理の味で親に文句言ったことないような気がする。
決しておいしい料理じゃなかった。
ものによっては吐くほどまずかった。

誇張ではない。こみあげてくるものを抑えながら飲み込んでいた。
冬瓜汁しかり。玉子入り澄まし汁しかり。特にこの玉子入り澄まし汁!
「ねえ あれって別の器で溶いてから 流し込むよね?」と確かめたら
誰もが「うん」と言った。
私もそうしている。沸騰寸前にしておいて流し込んで箸で掻き混ぜれば
細かくさらさらと固まって、それなら私にだっておいしく飲める。
しかし母親のそれは適当に割りいれて適当に掻き混ぜて
白身の固まったところなんてゲロゲロに不味かった。

折角の好物だからよりおいしく食べたいと息子は言ったが
私はこの豚汁に天敵ともいえる牡蠣を入れられた事があった。
さほどに好き嫌いのなかった私である。
これだけは勘弁という牡蠣を、どうして入れる必要があったのか。
豚汁に牡蠣が必須だなんて聞いた事がない。

ラーメンに山盛りのキャベツを入れられた事もあった。
キャベツだって少量の肉といためて入れればおいしいのだが
適当にスープの中にぶちこんであるだけである。
ラーメンは好物だ。どうせならそれはそれでおいしく頂きたい。
野菜を、というなら別に野菜いためにでもしてくれたらよかったんだ。
大体が普段栄養バランスなんて考えてないくせに。

母親は料理教室に通っていた。パン教室にだって通っていた。
一体に何をしに行っていたのだろう。不思議だ。

結婚してすぐの頃、両親の新居に旦那の両親を招いた事がある。
その時用意された料理は絢爛豪華で
おすましも駅前のデパートで買ってきた鰹節でだしをとってあった。
習い覚えた技は「お客様」相手にしか発揮されないらしい。

冬瓜汁にせよ、そーめんつゆにせよ、しいたけと醤油の味しかしなかった。

ごくごく稀にだが「また作ってね」と言ったものが
二度と食卓に並ぶ事はなかった。

そんなでも私は文句を言った事なんかないぞ!









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