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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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朝一番で実家へ行く。日曜日に行けないのと、
ケアマネさんが来るというのでそれに合わせて。
前夜電話があったから
「折角同席して話をするなら 今後のことを相談したい。
あれから時間あったから少しは考えられたよね?」と言ったら
父は「そんな余裕はない」と切ってしまった。

どう切り出したものか、勝手に進めたらまた何を言われるか分からない。
しかしいざとなった時すぐに動けるように情報だけでも手に入れておきたい。
旦那に相談し、あれこれ考え、朝家を出る。

ケアマネさんが来る前に「帰ってくれ」と父に言われたが、
最低限「急な場合 臨時の受け容れは可能か」くらいは訊いておこうと
そのまま居続けた。
系列の施設との連携で何とでもなると言ってくれた。
特養の申し込みも、するだけしておけばと書類を用意すると言ってくれた。
老健やグループホームの話などいろいろ聞かせて貰い
ついでに病院の送迎サービスや訪問リハビリの話なども訊く。

その時その時の状況に応じていろいろ方法があると分かった。
もっとケアマネさんに頼ってもいいんだと思った。
そしたらすごく気が楽になった。
もうごろごろしている母を見ても「勝手にすれば?」と思える気がする。

……それがいい事とは思わないけど
毎回けんかしているよりはマシじゃないかしら。


午後ボーリングに行く旦那に、稲沢のSCに送り込んでもらう。
娘は前日はぱるこ、その日は名駅に友達と行っている。
うんうん 大学生らしくなってきたと、私は私で買い物を楽しもうと思ったのだ。
すっきりしたとはいえ、午前中に「鬼ばば」「役立たず」と言われたのは
やっぱり気持ちのどこかに残ってる。

旦那と待ち合わせの時刻を決め、携帯を借りてショッピングスタート。
大高の両親の喜寿のお祝いの小物(本当に小物)選びも加わって
二時間なんてあっという間かなあと思いつつ、
でも自分のペースで回れるのってやっぱ楽だなあと思いつつ、
娘がおしゃべりした店員さんのいる店は入りにくいなあと思いつつ。
そこ携帯が鳴る。
娘からであった。

「どこにいるの」「りーふ」「ずるい!」
…ずるいってあんた…
「お父さんにイオン系のどこか連れて行ってもらおうと思ったのにぃ」
…昨日と今日 あんた何やっとたんだね。

夕方家に戻り、出直す。
部活で疲れた息子をつき合わせるのはさすがに可哀想だったので
「ピザ宅配頼んでいいよ。M一枚食べられるでしょう」と言って置いていく。

娘に付き合ったつもりが
60%オフ さらに時間限定20%オフ!の店で見事にはまってしまった。
二人で7点買っても計9000円である。

さすがにすっきりしたぜ。

ひとりで買い物するのも気楽で楽しいけど
娘と回るのも悪いもんじゃないなあと思えた日であった。

帰りの車の中で「ピザ ちゃんと電話できたかなあ。
でもあいつのことだから高いからやめたってコンビニ行ってたりして。
だけど一年くらい前からピザピザって言ってたからさすがに頼んでるだろう」
「でもちゃんと一切れ残してあったりしてね」と喋っていた。
家に入って娘が笑い転げた。

まっくの袋が置いてあった。

……「だってピザ高いんだもん!」
不憫なやつ。


大高の喜寿の話は三男から出た。朝携帯に電話があった。
義母が今年喜寿の筈だと言う。旦那が指折り数える。
しかしああいうのって数えでやるんじゃなかったっけ。
そもそもお義父さんのはスルーしてる。
「お祝いって …花?」「現金がいいと思う。でも相場が分からない」
「現金は気を遣わせるから駄目だ」
少しばかりの現金じゃ意味がないし、さまになる金額じゃ確かに気を遣うかも知れない。
まあ そういうのは兄弟で決めればいいことだから。でも。
「孫からの手紙ってどうだろう。お義母さん 孫集めるの好きだから」

寄せ書きの方がいいのだが、当日色紙をまわしてたらバレてしまう。
それぞれ家で書いてきて袋か箱にまとめることにしよう。
(というわけで適当な手提げ袋か小物入れみたいなものを探した)

案の定息子は嫌がったが、「あんたは字が上手なんだから」とおだて
娘はそういうの決して嫌いじゃないから便箋だけ渡して。

忙しいと言いながらも書き始めると色を使ったり縁取りしたり。
「出来た! 力作!」
見てみたら。
「白寿まで元気で頑張って下さい」の白が『百』になっていた。
しかも喜寿と共に文字がレタリングしてある。ごまかしようがない。

ひんひん泣きながら書き直していた。
馬鹿な奴。

そして気がついたら夜の11時。
忙しい一日だった。
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夏の憂鬱のひとつに
ベランダに飛び込むセミがある。

7月はそうでもないが、
8月ともなると朝からベランダで鳴き、
鳴くならまだいいが、無言でじっとベランダの天井に潜んでいたりする。
うっかり出て凍りつく。
最悪なのは洗濯物にとまっているのに気づかず
いきなりの「じじじじっ」っとやられるとき。

だがしかし。
それ以上の悪夢が、今年我が家を襲った。

マンションに越してきて20余年。
平和な人生を送って来たのに。

それは一週間前の深夜に始まった。
寝付けないまま、ふと「コーヒーメーカーに水入れたっけ」と思い出し
のそのそと出て行って、薄明かりを頼りに作業した。
その時。

なにものかがコンロを横切った。
ような気がした。
慌てて灯りをつけたが、見つかるわけもない。

次の日薬局でほいほいと団子を買ってきた。

ずっといなかった。
去年、外から侵入したのを直後に仕留めた。
ここ20年の間で室内であれを見たのはその時きりである。
今回のあれも外からやってきたのだろう。
だから今のうちに叩いておけば。
残像にそれほどの恐怖は覚えないから、きっとまだ小さい。

しかし悪夢はそれで終わらなかった。
数日後。
リビングで寝ていた旦那がいきなり灯りをつけた。
飛び起きて見に行ったら
新聞紙を手に「逃げていった」と茫然と言った。
網戸とサッシの間をすり抜けて外に出て行ったというのだ。
そしてそれは結構大きいやつだったと言う。

大体が台所に潜んでいたものがわざわざ窓際に行くわけがない。
だからそれは侵入してきたやつが、その直後に見つかって慌てて戻ったのだ。
ちゃんと窓さえ閉めておけば大丈夫と思っていたが
網戸を押してみたら確かにサッシとの間に数ミリの隙間は出来る。

でもまさか、そこは偶然見つけた通り道で
そこを出入り口と認識してるわけじゃないだろう。

だが。
次の日の夜。
旦那帰宅直後に、リビングの壁にあれを発見した。
新聞紙で立ち向かった旦那だが、取り逃がしてしまった。
「昨日のだ」「名札でもついてたんかいっ!」
食後車を出してもらって薬局へ走る。
ほいほいだの団子だの受身的な対処じゃ駄目だ。
もっと水際の、もっと拒絶的な。

しかし悪魔避けのお札なんて売ってない。
「直射とまちぶせ」に効くというスプレーを買って帰る。
リビングと私が寝る部屋の間に撒き、網戸の隙間に吹き付け、
「どこんちが育てたやつだ! なんであんなでかくなるまで放っておいたんだ!」
と怒り狂って寝床に入る。寝られるわけがない。


悪魔への恐怖におののく生活は、オカルト映画のようである。
それまで平気で開けていた扉を怯えて開き、
暗闇を恐れ、背後の気配に敏感になる。
旦那がうっかりこぼしたプルーンの粒に悲鳴をあげ(黒いものに敏感)
自分の服の飾りが鳴らした音に悲鳴をあげ
掃除機を取りに行くのに電気をつけ、カーテンの開け閉めにも慎重だ。

オカルト映画だけじゃない。
「どこの家から来たんだ」という疑心暗鬼。
「誰かが悪意で撒いているんじゃないか。Gテロだ」
「いやまて。巣がどうのと殺虫剤に書いてある。
では我が家には遊びに来ていて朝巣に戻るのか。
あの二匹は本当に同一虫だったのか。
その前に見かけた小さいやつの親なのかも知れない。
迷子を捜しに来て…」
なわけあるか。
「習性だ。習性を考えろ。どうするのが一番効果的か」
心理サスペンスから推理モノ。そしてついには。

出た!
旦那の入浴中に。リビングには私しかいない。私がやるしかない。
棒状にした新聞紙に手が伸びたが、
待て! スプレーがある。仕留められないまでも弱らせる事は出来る。
隙間ノズルをつけたまま(その方が命中率が高いと旦那が言った。
銃身を考えてみればそうだ。それに手が濡れない)狙いを定める。

当たった!
駄目だ。手を弛めちゃ駄目だ。連射だ 連射。撃ちまくるんだ。
壁伝いに逃げるやつを追いかけ噴射し続ける。
敵は力尽き逃げるのをやめたが、それでも撃ち続ける。
相手が痙攣し、断末魔の羽ばたきをするのを見届け、尚も。
「もうよせ 死んでいる」という台詞が何かにあったな。
恨みと、生き返ったら困るという恐怖で引き金から指が離せないのだ。

ライフルを抱えたまま、死体処理班が来るのを待った。
万が一にも死体が起き上がらぬか、じっと見張りながら。


うううう。この先一体どうしたらいいのだろう。
いくらここで敵を個別撃破しても、本拠地を殲滅しない事にはどうしようもない。
せめて水際で侵入を阻みたい。

外置きタイプの毒えさを撒くか
ほいほいを繋げてベランダに固定するか…

あああああ! 誰だよ! どこんちが育ててるんだよ!
呪いみたいに呪詛返しが出来たらどんなにかいいだろう。
(呪った相手に撥ね返されると倍になって呪い主に戻るという)


結婚してすぐの頃。旦那の親の家で台所に入った。
引出しを開けたら飛び出して来た。
義母はさっとそれを叩き、素手で触覚を掴んでゴミ箱に放った。
凍りついていた私を見て「あんなの怖いの?」と笑った。
そこで漸く悲鳴が出て、私は座敷に逃げ帰った。

怖くて触れないなんて言っていられる私は幸せ者だよ 分かってるよ。
あんなもののひとつやふたつ見たくらいで人生暗くなる私は苦労知らずだよ。
でも怖いものは怖いんだ!
小説更新しました。
相変わらずのうだうだですが前回のうだうだよりマシなうだうだだと思います。
ふたりの位置関係が把握できたっていうか。
甲子園予選はリアルで進行中ですね…
理屈抜きで「何がなんでも出るんだああ」って猛進はいいものです。

大人であろうと夢は見ていい。
はやぶさとかでも。
「日本がやらなきゃいけないことじゃないでしょ」という発言は許せない。
やれるならやった方がいいじゃんね。
誰のためとかじゃない。自分たちが夢を見るために。
科学の発展とかどうでもいいのよ。私は。
一兆円もかかるっていうのならそりゃ考えるけど。


旦那の方の一族のお盆の集まりを
何年か前から自宅でなしにステーキハウスでやっている。
次男の勤め先であったことが発端だったのだろうが
これはいい事だと思う。

とはいえ、一族の集まりである事に変わりはないから
楽しみとまではいかない。
だが子供達は意外や「たのしみ」にしていたのだった。
去年受験生だった娘は、そこでの焼肉を食べ終わると
深々と溜息をつき「ああ これで夏のたのしみ終わっちゃった」と言った。

今年、夏休みの予定をカレンダーに書き写しながら
「8日あたりが濃厚だから そうなるとあんたたちどっちもいけんね」と言ったら
「えええ そんなあ」と声が上がった。

たまにだが焼肉くらい食べに行ってるのに。

結局1日となり、娘のその日の予定も夕方からに変更され
ふたりとも参加出来る事になった。
めでたし。

しかし娘のその日夕方からの予定とは「スイパラ」である。
(スイーツパラダイス・ケーキ等の食べ放題)
「お肉 食べるの控えなきゃ」と娘が言った。
「それじゃいく意味ないじゃん」と思わず口走り、はっと気づく。
そうじゃない。祖父母に顔を見せに行くのが第一目的だった。
娘は呆れたように溜息をついた。
誰のせいだ。

テストを受けて、そのまま娘は遊びに行く。
今夜帰って来ないと思うだけで この解放感はどうだ。

ワードのテストを終えて山は越したか、
昨日は余裕でマニュキュアなど塗っていた。
そういう事は自分の部屋でやれと言うのに、リビングでやる。
臭い臭いと苛められても平気である。
今朝は今朝で
「こうするのと こうするのとどっちがいい?」と何度も訊く。
これがデートならこっちも気合を入れて答えるけどよ。

センスがないと罵るくせに、なんで訊く?


「腕を細くする方法ってないかなあ」と娘が言う。
前に病院の待合室の雑誌で見た方法を教えてやる。
でもそれは「引き締める」のだからつまりは筋肉がついてしまうのかも。
「事前に測って結果を見た方がいいよ」とメジャーを出す。
娘が測るのを見ていた息子が自分の腕を見て
「俺の方が細いんじゃないか」と言う。

テニスをやっている高校生男児が、女子大生の姉より腕が細いのは
男として決して自慢にはならんと思うが
それよりも「弟より太い」という事実を姉につきつける方が重要であるらしく
嬉々として腕を測る。
ついでに私も測る。

……三人 プラスマイナス5ミリの範囲でほぼ同じ太さだった。
 

実家の隣の畑から、すいかを貰った。
今年初のすいかである。
早速切ろうと思ったが、あまりにでかいので
冷蔵庫内に場所を確保してからでないといけない。

いくら我が家の冷蔵庫が隙間だらけといっても
二段ぶちぬきをかますにはそれなりの準備が必要である。
なんせまた牛乳が5本という状況で。


このところ悪く書かれっぱなしの娘であるが
彼女の名誉のために言っておくならば
息子が幼稚園に入るまで、彼女はいいお姉さんだったのである。

隣の子供がうるさいと書いた。
上の子が下の子を泣かしている時もあるようだ。
公園友のお母さんが
「下の子が昼寝から起きて泣き出すと
上の子が私の手を掴むの。行くなって事なんだよね」と話した。

娘はそういう事はなかった。
我が家の子は幼児期寝起きが悪くて
娘が幼稚園から戻った頃息子が起きるのだが
ぐずぐずやっているので「どうせ泣くんだから放っておこ」と
知らん顔していると、娘はこっそり自分のおやつを持っていき、
それで弟をあやして泣き止ませていた。

食事の時に、弟が先に好きなものだけ食べて野菜を残すと
娘は自分の肉を「ほら これあげるから 野菜を食べなさい」と皿に乗せてやった。

娘がまだ3歳前の時、三人で入浴中に私がぶち切れ
子供ふたりを浴槽に残して出てきてしまったことがある。
娘は弟を浴槽から引き摺り出し、リビングに連れてきた。
そして自分はびしょぬれのまま弟におむつを履かせようとした。
息子は息子で普通なら泣くところなのに
(母親に置き去りにされた上、浴槽から無理矢理引っ張り出されたわけで)
にこにこと姉の言う事を聞いている。

てなわけで実に弟思いのいいお姉さんだったのだが
息子が幼稚園に入った頃から傲慢姉ちゃんに変わってしまった…

それでも兄弟の絆というものはそれなりにある気がする。
息子は自分が選んだ服を姉に「可愛い」と誉められると
ものすごく嬉しそうである。
娘は携帯の故障で行ったauで大野くんの載っているパンフを見つけ
弟のために持ち帰ってきた。

旅行でも結構互いのものを土産に買って来る。
大阪で娘が買った吉本のファイルを弟は今でも使っているし
彼の携帯にぶらさがっているのは姉がねずみらんどで買ったストラップだ。
修学旅行で息子がまず買ったのは姉向けのものだった。

日曜日のセルフ夕食の際も
娘はどんべえの坦々風、息子は肉うどんだったのだが
途中でどんぶりを換えっこして味見し合っていた。
もんちっち兄弟みたいでほのぼのだったよ。
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