忍者ブログ
木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
[82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
リンク
ブログ内検索
プロフィール
HN:
shin
性別:
女性
バーコード
アクセス解析
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

TOEFLの学外試験を受けるのにパスポートが要るという。
謄本とかでもいいらしいが、
どうせ謄本をとるならパスポートの申請に使ったほうが手間が省ける。
(留学関係なく海外研修は必修だからさ)
「途中下車して区役所にいっておいで。案内係に訊けば教えてくれる」

昼過ぎ電話が鳴った。
「区役所の場所が分からん」
「駅員さんに訊いてから出ろと言っただろう」
「訊いたけど出口くらいしか覚えられん」
道行く人に訊けば。説明しにくい施設じゃないんだからさ。
おそらくは「謄本なんて見たこともないものを貰いに行くのに
自分がひとりで出来るわけがない」という思い込みだろう。
留学を目指そうという人がそんなんでいいわけないのだが
何事も段階というのもがある。

とかなんとか。
現段階では「とにかく試験に通って留学権利を手にしてくれ」だけなのである。
決まってからのことは決まってから考える。
試験で点をとってくれん事には始まらん。
私はこいつを外に出したいのだ。10ヶ月の自由が欲しいのだ。
子供を留学させる理由としては不純なんだろうが知ったことか。

自転車で娘のところまで走る。
その立ち位置の数メートル先に「区役所」の矢印が立っていた。
黙ってそれを指差してやったら
空腹と疲労でいらだっている娘は恐縮するどころか
「大体が私にいきなりこんなこと出来るわけがないじゃないか」と
私を責める責める。
空腹のさせてること と怒りを抑え、区役所に入る。

このままでは窓口の人にまで当たりかねないと
「ランチ奢るから」と宥める。

私は断じてこんな親になりたかったのではない!
なんでこうなったのか私にも分からん。
でも息子はこんなじゃないんだ! 

土曜日。娘は一日勉強。
「買い物に行くから何かお昼に買って来てあげる」
たこやきとアイスを買って戻り、シャワーを浴びる。
「やだ 私アイスだけ冷蔵庫に入れて 他忘れたわ」とつぶやいたら
侮蔑をこめて娘が鼻を鳴らす。
息子はいつも私が買い物から戻ると飛んできて
買い物を全部冷蔵庫に入れてくれる。
何もせんあんたに言われたない。

日曜日。実家。
母が得々と「あんたね ああいうことは素人がやっちゃいけないんだよ」と言う。
先日の私の処置である。
「看護婦さんが 傷をつけたら大変だって言ってた」
「んな事分かってるわ」
誰があんなことやりたいか。
しかしあの状況で他にどうしようがあったのか。
「あんたに自力でなんとか出させようとしたけど あんたできなかったじゃないか。
放っておいても事態は悪化するばかりだし それを改善させなきゃ
デイにもショートにもいけない。
こんな事で受診できる病院も知らない。
「看護婦さん」のいる場所にいけない以上やるしかなかったんだ。

「そもそもが誰があんなことやりたいね?」
主人に言ったら「普通誰もやらん」と驚いていた。
必要に迫られたらやるだろうけど やりたい人はいないだろう。

そしていつもの台詞。
「頼んでない」

卑怯である。
見殺しに出来ない以上最終的に困るのは周囲だと分かっているんだ。
それでもあの状況には母自身だって参っていた筈なのだ。
それを。

ああ。ったく。どいつもこいつも。
 

PR

励ましメールありがとうございました。
昨日返信させて頂きました。
お時間のあります時にご確認下さいませね。

遊戯王関係の人が来てくれていると分かるとなんとなく嬉しいです。
放置状態なんだけど よき時代の思い出です。


帰宅したら玄関に息子の傘があった。
あれ 今日は早いのかなと思ったら息子が飛んで出てきた。
「友達来てるんだ」
無断で人を呼ぶな!
「電話したけどいないから。携帯があれば…」
ええ。携帯持ってない私が悪いんだもんね。
「ゲームやるの楽しみにして帰ってきたんだけど」
「そんなあ」
そわそわとリビングを窺い、
「夜! 夜やらしてあげるから 今は俺の部屋で大人しくしてて」
と私を押し留める。
「はあああ?」
「さすがに恥ずかしいだろ」
私別に恥ずかしくないもーん(エロゲームならともかく)。

仕方なく息子のベッドに寝転がり漫画を読む。
夕食の時間が近づいたので「そろそろ片付けてよ」と声をかける。
リビングからパソ部屋に移ってマージャンをしていたようだ。
部屋から出てきたのは あのリョーマくんともうひとり。
リョーマは整っているんだけど印象に残らない顔である。
もうひとりはめがねをかけていた。
顔はよく覚えていないけど、ぱっと見はわりと好みだった。

聞けばそっちの子の方はおしゃべりでうるさくて
息子には扱いにくいようである。
中学時代にもそういうのがひとりいたなあ。
不細工だったけど私は好きだったな。
そのタイプなら私にもイジれるから「一緒にマージャンしてもよかったのに」と
三人でやるくらいなら混ぜてくれたっていいじゃないかと
(冗談で)言ってみる。
「やりたいなら夜やってあげるよ」
やりたないわ!
「んん 今度あの子と遊びたいわ」
「あいつ マージャンしか出来んよ」
「……マージャン以外の何で遊ぶと言うのですか」

常日頃冗談を言いまくっているのに
息子は冗談が通じない。
前述の中学時代のおちゃらけボーイの方がノリがよかった。
成績も悪くて世間の評定もお馬鹿部類だけど
頭はよかったんじゃないかと思うんだよなあ。

結局夜旦那と三人で久しぶりにマージャンやったけどさ。
私が勝ったんで息子に賭け金請求したら
「そんなもん貰ってうれしいの」と開き直る。ずるいぞ それは。
バス代とちゃらにする。

娘が「私もマージャン覚えようかな」と言う。
前から覚えておいて損はないと何度も言ってる。

しかしこいつに教えるのは難儀かも知れん。
 

もしかして もう喉元過ぎちゃってます? お母さま。

ぐうたらがたたって腕の力がなくなり、
めまいだか何だかで一日起き上がらないだけで立てなくなって
落ちるのは腕や脚の筋肉だけじゃない
腹筋背筋、そして括約筋も。
腹筋と括約筋が落ちた結果どういう状況になったかは想像頂くとして。
私が看護婦の真似事としてどういう処置をとらなければいけなかったかも
想像頂くとして。
そして洗濯機のフル回転が何を意味するかも。

そんだけ面倒かけておいて
せっせと立たせて車椅子に座らせて
それが何回か出来たというだけで
もう喉元過ぎるんかいっ!


月曜と火曜日朝一番で実家に行き、
火曜日何とかショートに送り出して昼頃やれやれと帰宅し
掃除しなきゃと思いつつ、昼食を摂ったところで動けなくなった。
2時過ぎのろのろ動き出したところに電話が鳴る。

もしかして介護施設から? もしかして迎えに来いと?
おそるおそる出たら息子の高校からだった。

「息子さんの自転車が 駅付近のマンションに放置してあると連絡がありまして。
通報者が怒って保護者と話がしたいと言っている」

相手が何を言っているのか理解するのに時間がかかった。
盗難? 事故…じゃないな。えっと今日は乗っていったのか? で?

「通りまで自転車で行って そこからバスに乗る生徒への苦情が過去何件もあって。
ついに腹に据えかねてという感じなんですが
電話して頂けますか」
えっと。
「待って下さい。その前に息子と話をしたいんですが」
沈黙。
「学校にいる筈です。部活動中で。テニス部です。連絡させてください」
自転車シールから生徒名を割り出したのなら
その生徒が所属する部くらい分かるだろう。
本人も呼び出さず、話も聞かずに電話してきたのだろうか。
歯切れの悪い返事だが、やはりどう考えても本人から状況も聞かず
先方に謝罪するわけにはいかない。それは却って失礼だろう。
「探してきて下さい。30分経っても掴まらなければ とりあえず電話だけはしますが」

息子から聞き出した話によると
「途中でパンクしてしまったので 近くのマンションの駐輪場に置いてバスに乗った」
という事であった。
「これまでにその付近のマンションに自転車を置いた事は?」
「ない」

お前 運が悪いにも程があるだろ。
これまで常習でやってきた連中への怒りをなんでうちが受けないかんのか。
だが一度でもやった事はやった事だから謝罪はしなきゃいかんだろう。
聞いた携帯番号にかける。

「学校から連絡を受けました。息子の自転車がご迷惑をおかけしたようで
まことに申し訳ありませんでした」といかにもな声で喋り始めたら
えっらそうに「迷惑なんてもんじゃないでしょう」と言い返された。
たかが半日一台余分に停めてあるくらいでそんな多大な被害が及ぶものか
と喉まで出かかったが「すいません」と謝る。
それでもくどくど言い続けるから、パンク等の事情を話した。
「それなら所定の駐輪場に持って行くべきだ」
さようでございます。でも不慣れなものでそこまで気が回らなかったと思います。
「そんなのものはいいわけだ。そちらもマンション住まいなら迷惑なのは分かるだろう」
「え?」
「不法に駐輪されたら腹が立つだろう」
えっと。「いや 別に…」 いちいち停めてるのがどこの自転車なんか見ないし。
近所の中学生が停めていくという話も聞いた事があるけど 昼間だけだろうし。
それよかペットの連れ込みとか夜遅くの遊ぶ声とかの方が迷惑だし。
腹の中で「うちのは敷地が広いから そんなこと構ってられないのよ」と舌を出し
「気になりません。でもそういうのは受け取り方 人それぞれですものね。
不快な思いをさせて悪かったです。すぐに引き取りに参ります」と答える。
「大体さあ そっちのマンションの自転車もここらでよく見かけるんだよね」
「そんなこと私に言われても困ります。共同体じゃないんですから!」

こんなもん ただのいちゃもん男じゃないか!
こんな男の相手を父兄にさせるな! てか昼間って事は主婦目当てじゃないか。
弱い者いじめをしたいだけなんだな そうなんだな。

「とにかく今から引き取りに覗います。場所の確認よろしいですか」
「行けば分かる」
「駐輪場のどのあたりでしょうか」
「表に出しておいた」
「ええ?」と大袈裟に声をあげる。「それは困ります。もとの場所に戻して下さい。
置き場所含めて息子に指導したいので 場所がわからないと困ります。
そんな邪魔になる位置に置いたのなら その点も厳しく叱っておかないと」

私が道の真ん中で立ち止まるだけで「邪魔だよ」と怒る息子である。
隅っこにひっそり置いたに決まってる。

「出入の邪魔になる」
嘘をつけ!
「まあ それはいけませんね。きつく叱っておきます」とまくしたて電話を切る。

きいいいいっ

クレーマーにも腹が立つけど
時間がたつにつれ先生の応対にムカついてきた。
「大体が あんたが悪いと決め付けてんだよ?
確認もせずにいきなり父兄に謝罪を要求してくるなんておかしいじゃないか」
「や 悪いの俺だから」
「悪いの度合いが違うだろおおおお!
あんたはいつもいつもズルして停めてると決め付けられたんだ」

つまりは先生は生徒を信用していないという事か。
そして生徒や保護者の擁護より学校と教師の保身を優先したわけか。

…こういう時学校のレベルを感じてしまう。
「この高校に来るのはこの程度の生徒」という思い込みがあるのだ。
最初の物品販売の時に既に感じた。
この程度の高校にしか進学できなかったのも悪いか知らんが
教師がそういう意識でいるなら学校はよくならないと思うよ。

なんて事を考えながらパンクした自転車を引っ張って歩いた。
どうせどこかから覗いてるんだろうから
来た道を戻らず自転車目指して歩いた。
最寄の自転車屋は定休日だったから購入した店まで引っ張って行った。

修理の間店の親父と喋って、「実はこういう事情で」と話したら
「一週間くらい放置してあったの」と訊かれた。「ううん 今朝」と答える。
親父は呆れていた。
運が悪いんだよ 運がね。朝私が家にいたら息子は相談の電話してきたと思うよ。
そうしたら午前中に取りに行ってるよ。

ああ。朝実家になんか行ってなきゃね!
そもそもがね!

先週のショートスティをドタキャンし
来週まではもたないからと今週臨時でいれたんだが
それも当日の朝キャンセルとなってしまった。

日曜日朝と午後、本日朝一番で手伝いに行く。
不調の原因は分かってそれなりに解決はしてきたんだが
こういう時父は何の役にもならない。
ならないどころか悲観材料並べて「疲れた」を連発する。
そりゃ疲れるだろうと思うのだが
だったら座ってるなり横になるなりして身体を休めればいいじゃないか。
なんで私の行く先行く先立って壁にもたれて沈痛な顔で胸を押さえるのか。

邪魔だと蹴散らしたくなるのをぐっと抑え
「座ってたら? 動けるなら喫茶店でも行ってきたら」と言う。

私は限界がくると一切の刺激を拒絶したくなる。
ひたすら寝ていたい。状況の許す限り布団にもぐっていたい。
地震がおきても逃げないだろうと
アウシュビッツに送られたら真っ先に死んでしまうタイプだなと
後ろ向きなことを考えながら痛みとか疲労とかを紛らわす。
動いたりアピールしたり出来る間はどうってことないんじゃないかと思ってしまう。

「娘が5時に戻って夕食 息子は7時過ぎ。旦那は8時半。娘の帰宅が11時。
この状況で同居する自信は私にはない。
帰宅した旦那や娘に静かにしろと言い続けるのも嫌だし
息子の受験の時は息子に集中したい」
8時や9時消灯の両親、自分の子供の生活にも我慢できなかった父、
不調の時はさすがに大人しく言う事を聞いてるが
根本的に私を認めようとしない母が今の若者に合わせられるものか。
同居したらリビングでの団欒はなくなるだろう。

購入したマンションに移るか
(二年前に近くに買った。空き家のまま放置してある)
母を施設に預けるかしか私には考えられない。
他に案があるのなら勿論検討するけど。

「明日からどうしたらいいんだ」と父が頭を抱えるから
そう言ったら
「今は何も考えられない」と怒る。
すぐに出ない結論だから前もって考えておく必要があるのに
これでまた母の調子が戻ったら「ま いいか」になるんだろう。

母は母で、この状況を作った最大の原因は自分のぐうたらにあると
内心では気づいているようだが
それもやっぱり喉もと過ぎれば というやつである。
(ごろごろ寝てばかりいるからあちこちの筋肉がおちて この不始末である。
起き上がろうとしても何ともならない状況に陥って慌てたらしく
昨日今日と声をかけると黙って車椅子に移動したが
これでまた数日したら「ちょこっと頑張ればやれるようになる」と安心して
何を言っても聞かなくなるんだろうさ)

ああ。疲れた。身体も疲れたが、精神的にやられてしまう。
何を言っても訊く耳持たずで
いざとなればボケ(たふり)で逃げるその態度がむかつく。

私は早く死にたい。そんなことばっか考えてしまう。
自分のことだけ考えて暮らしてみたいわ。
 

15巻でしみじみ共感したのはここ。
阿部がいきなり大きくなったのもそうだけど。

西浦の一年と桐青の三年。同じ高校生でここまで違うか
と当初思ったが、今では納得できる。
高1から2の間でいきなり「育つ」のである。

息子は幼い頃から優しい顔立ちと仕草で娘よりよほど女の子っぽかった。
中学で野球をやっていてもちっとも筋肉がつかず
練習期を着てもほっそりすっきりとてもキュートだった。
それが。
ある日気づいたらでかくなっていた。

気づいてしまったらもう暑苦しいだけである。
視界に入れたくない。邪魔くそい。
この前久々に「耳掻き」をしたが、頭はでかいわ耳の孔もでかいわ。
面白くもなんともないし、足が痛い。とにかく暑苦しい。

エレベーターで三年生の野球部と一緒になった。
口調は昔のままのガキ。喋っていて途中から急激に疲れた。
その肩幅でガキってのは許せねえよ! おっさんは近くに寄るな!

あああ。可愛い梓ちゃんはもういないんだ。
もとからいないと梓ちゃんは言ったけど 昔は可愛かったと思うよ。

なんで なんで 男の子って…

阿部もいきなり4キロ増えちゃってさ。
いくら弟が可愛いたってお母さんショックじゃなかったのかしら。
息子が60キロ越したと聞いた日、私は自分の体重が増えたよりショックだった。
忍者ブログ [PR]