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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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TOEFLの学外試験を受けるのにパスポートが要るという。
謄本とかでもいいらしいが、
どうせ謄本をとるならパスポートの申請に使ったほうが手間が省ける。
(留学関係なく海外研修は必修だからさ)
「途中下車して区役所にいっておいで。案内係に訊けば教えてくれる」

昼過ぎ電話が鳴った。
「区役所の場所が分からん」
「駅員さんに訊いてから出ろと言っただろう」
「訊いたけど出口くらいしか覚えられん」
道行く人に訊けば。説明しにくい施設じゃないんだからさ。
おそらくは「謄本なんて見たこともないものを貰いに行くのに
自分がひとりで出来るわけがない」という思い込みだろう。
留学を目指そうという人がそんなんでいいわけないのだが
何事も段階というのもがある。

とかなんとか。
現段階では「とにかく試験に通って留学権利を手にしてくれ」だけなのである。
決まってからのことは決まってから考える。
試験で点をとってくれん事には始まらん。
私はこいつを外に出したいのだ。10ヶ月の自由が欲しいのだ。
子供を留学させる理由としては不純なんだろうが知ったことか。

自転車で娘のところまで走る。
その立ち位置の数メートル先に「区役所」の矢印が立っていた。
黙ってそれを指差してやったら
空腹と疲労でいらだっている娘は恐縮するどころか
「大体が私にいきなりこんなこと出来るわけがないじゃないか」と
私を責める責める。
空腹のさせてること と怒りを抑え、区役所に入る。

このままでは窓口の人にまで当たりかねないと
「ランチ奢るから」と宥める。

私は断じてこんな親になりたかったのではない!
なんでこうなったのか私にも分からん。
でも息子はこんなじゃないんだ! 

土曜日。娘は一日勉強。
「買い物に行くから何かお昼に買って来てあげる」
たこやきとアイスを買って戻り、シャワーを浴びる。
「やだ 私アイスだけ冷蔵庫に入れて 他忘れたわ」とつぶやいたら
侮蔑をこめて娘が鼻を鳴らす。
息子はいつも私が買い物から戻ると飛んできて
買い物を全部冷蔵庫に入れてくれる。
何もせんあんたに言われたない。

日曜日。実家。
母が得々と「あんたね ああいうことは素人がやっちゃいけないんだよ」と言う。
先日の私の処置である。
「看護婦さんが 傷をつけたら大変だって言ってた」
「んな事分かってるわ」
誰があんなことやりたいか。
しかしあの状況で他にどうしようがあったのか。
「あんたに自力でなんとか出させようとしたけど あんたできなかったじゃないか。
放っておいても事態は悪化するばかりだし それを改善させなきゃ
デイにもショートにもいけない。
こんな事で受診できる病院も知らない。
「看護婦さん」のいる場所にいけない以上やるしかなかったんだ。

「そもそもが誰があんなことやりたいね?」
主人に言ったら「普通誰もやらん」と驚いていた。
必要に迫られたらやるだろうけど やりたい人はいないだろう。

そしていつもの台詞。
「頼んでない」

卑怯である。
見殺しに出来ない以上最終的に困るのは周囲だと分かっているんだ。
それでもあの状況には母自身だって参っていた筈なのだ。
それを。

ああ。ったく。どいつもこいつも。
 

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