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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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洗濯を思いっきりやれないのは不満だが
のんびりできるんで そんなに嫌でもない。
テストも終わったし実家がらみの気掛かりも一個減ったんで
のったり過ごそう。

結界師の新刊が出た。
新刊を読んでも前の話が思い出せない。
結界師は息子が保管している。
部屋に入って机の下のマンガケースを引っ張り出し、探す。

こういう時思い出すのはデスノのライトくんの台詞である。
「掃除は自分でやるから勝手に部屋に入らないでよ」
息子の部屋からは
デスノートどころかエロ本さえも出てきそうにない。

唐突だが、昨日息子が急に
「ドバイに行っちゃうんだろうなあ。可愛いのになあ」と溜息をついた。
なんだ なんだ。どの芸能人だ。
「エスポワール」
「なにそれ」
「馬だわ」
馬? 馬の顔見分けつくんかい。
「可愛いんだって。走る姿がまた可愛いんだって。顔も可愛いけど」

その息子が旦那をカラオケに誘っておりました。
「ははあ 嵐の新曲が配信されたんだ」と笑ったら
「雨でどっこもいけんでだわ!」とムキになってた。

娘は課題で「英語の小説を週に最低一冊は読む」事になっている。
小説と言うよりは読本である。ダイジェスト版である。
先月は「秘密の花園」を読んでいた。
捲ってみたら私の好きなシーンはカットされていた。
(少年が狐にサンドイッチのベーコンを分けてやるとこ)
娘に感想を聞いたら
「後半 父と息子の感動話になっててシラけた」と言う。
むうう。主人公が明るくなっていく過程がすっとばされた感はある。
マーサに言われてなわとびを始めるとことか好きだったんだけどなあ。

「実話かどうか分からないけど」と娘が今読んでいる本の話をする。
英国のリチャードとかいう王子の。
リチャードとかヘンリーとかよく出てくる名前である。
いつの時代だろう。バラ戦争だとおいしいかな。
「そっくりのふたりが入れ替わろうって事になって…」
「それってあれだろ 王子と乞食じゃないの。有名な小説だよ」

翻訳されたものを読むのと
英語で書かれたダイジェスト版をいきなり読むのと
どっちがより原作に近いものに接した事になるのだろう。
まあ 全然読まないよりはいいけどね。
今度は愛の妖精借りてきてくれないかなあ。

テレビで母の日におかあさんにプレゼントを届ける話をやっていた。
旦那が子供たちにその女の子を褒めちぎって見せるが
「無駄だと思う。こいつら こんなお母さんだったら自分達もやるって
思ってる。私相手じゃ出来ねえよってさ」と言ったら
息子「当たり前だろ。ゲームやってる時点で終わってるって」と言った。

いいもんね。今日もレベル上げ頑張るもんっ。
めざせ イザナギ大神。
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中間テスト。やれやれ。

リビングで二人揃って勉強している。
息子が姉に電子辞書を貸してと言った。
「なんで 何を調べるの。日本史? 私に訊きなさいよ」
電子辞書の乾電池は家計費で買ってやった筈だ。
(たとえそうでなくてもセコすぎるぞ)
黙って調べようとする息子だが、娘もしつこい。
「なに 質問して欲しいの」
「うん。訊かれないと忘れちゃうもん」
どうだか。
結局息子が調べたかったのは「無血開城」で
娘は得々と「あんた馬鹿? 字で分かるでしょ。無血だよ 無血」と
まくしたてるが、息子はうるさそうに頷くだけである。
心配になって「誰と誰か分かってるの?」と割って入った。
肝心なのはそこだろ。日本史なんだから。
娘も説明すべきところはそこからで。

結局息子はよく分かっていなかった。

暫くして娘が問題を出し始めた。
「ナマムギ事件とは?」
生麦。はて。米騒動みたいなものかと考えていたが、説明を聞いても
どこにも生麦の話は出てこない。
「なんでナマムギなの」「地名だわ」
ああ。そう。

ペリーの時の老中は。ハリスの時の老中は。
…細かいなあ。

そしてその娘。
新聞を見ながら「ねえ 魚雷って何?」だと。

まだブログ小説は仕上がっていないけど
こっちのパソで書く気になれないから
イズハマを試しに打ってみた。
おお。ちゃんと書ける。
っても色気のかけらもない文章だが。

いきたいのはきっとそっちじゃないんだ 私。
これ以上の迷宮は嫌だよ。
てかそもそも書きたかったのはただ
攻め攻めな泉じゃなかったっけ。

一見可愛い男の子が
漢ってのが好きだ。
でもって陰険と背中合わせな言葉攻めが。

とか言いながらそれを読み返すといらいらするのは何故だろう。
書いている時は攻め視点で楽しいんだけど
読む時は、その作業そのものが受けだから受け視点になってしまって
ほじほじ攻められらるのに「いらっ」とするんだろうか。

書きたいものへの軌道修整ってのは難しい。
今書いているブログ小説もそのパターン。
大きな声じゃ言えないが
沈艦の速水さんと深町さんがモデルだったり。
ふたりでぽっと浮かんだシーンを
でもこれを沈艦でやるのは(設定が)面倒だよなあと
リーマンもので始めたわけなんだが
結局そのシーンは書けないまま終わってしまいそうで。
そして決めていなかったラストはハッピーになりそうもなく。

いやいや。イズハマはハッピーエンドだぞ。
ハマちゃんにはハッピーが似合う…はず
…なんだが 蹂躙されるのも似合っている気がしないでも ないでも なくは ない。

あああ。何が言いたいんだろう 私は。

昼食に生ビールを一杯。
帰りに買物を済ませ、ベッドに転がって気持ちよくなったところに
息子が「おい」と来る。見れば手に数学の問題集。
「無理です」
1、高校入試までは面倒みたが、高校の数学なんて出来ない。
2、酔いがほどよく回ってきて脳みそは既に寝ている。
「暗算でできるって」
「無理だ。書くもの持ってこい」と渋々起き上がる。
息子はペンだけ持ってくる。
「紙!」「余白でできるって」
しかし私は数学の問題は大きな紙に鉛筆(シャーペン不可)で
書き殴らないと駄目なんだ。仕方なくベッドを離れてテーブルへ。

なんだこれ こんなの知らない。習った覚えない。
30年前にはなかったのか、受験に無縁な私立だからなかったのか。
「足して2で割って出す平均値は
掛け合わせてルートをかけた数値以上になる」
これを用いてこの不等式が成り立つ事を証明せよ。

だけどさあ…
この単元でやるからこれを使うってすぐに思いつくけど
模擬テストとかで出題されても何を使えばいいのか
おそらくわかんないんじゃないか。
まあ どうせ息子は文系私立。
という考え方はよろしくないと分かっていて、でも面倒なんだ。
これを愉しいと思えない脳みそに何を言ったって無駄って気がする。

更に別の問題。
「二次関数は嫌いだって言ってるのに」
高校入試レベルの解き方で始めた。
二点を通る線の式ってやつ。だがわけの分からん式が出来上がった。
「うわ なんだこれ」と唸ったら
「どれどれ どこで引っ掛かってるのかなあ」と覗き込む。
思わず頭をはたく。それが教えてもらう者の台詞か!
「何やってんだよ! こんなやり方イマドキしないよ。公式あるだろ」
30年前からあるんだろうか?
その公式の理解を試みても仕方ないから数字を入れる。
要はそれで出来上がった式を整理できないだけなんだ 息子は。
それなら中学校レベルで解ける筈。

やれやれと思ったところに
今日は競馬をやらないと宣言していた旦那が
「おい ボーリングに行こう」と言い出す。
旦那は朝一番で5ゲーム投げて来ている。
まあ一日に二回ってのはこれまでにも何度かあったから
行ってくれるのは構わないが何で私を巻き込むか。

しかし旦那がいると勉強の邪魔。
一緒に出て行く。

結論。やっぱり私にはボーリングは合わない。

よれよれになって頭痛までしてきて
8時半就寝。
娘の帰宅は11時近かった…
ばたばたの4月が終わり 連休が終わって
一息と思ったら中間テストでした。
別に関係ないといえばないけど
7時帰宅が4時5時となり、おやつが必要となり
娘は娘で塾のバイトが6時からだから
5時過ぎに大学から戻って夕食を摂って出て行く
という生活パターン。
特に今週は臨時のうけもちで木曜日も金曜日も!

4時におやつ5時に夕食①6時半に夕食②8時半に夕食③
午後のゲームタイムが脅かされております。

息子が勉強している時は静かです。
黙々とやってます。
娘がいるとうるさい。
周囲を巻き込まずには勉強もできんらしい。
そりゃこっちも脳を刺激されていいけどさ。

水まんじゅうの作り方を英訳。
「清らかな水」 クリーンじゃぴんとこない。でもイノセントでもない。
「餡を皮で包む」 包むはラップ? これもおかしいが コーティングでもない。
びーんずじゃむ。そう。小豆のジャム。笑っちゃうよね。

ドイツ語。そうです。ドイツ語には男性名詞女性名詞中性名詞があります。
北国では太陽は女性名詞だが南国では男性名詞なんてことを思い出します。
兵士は女性名詞でグルーピーは男性名詞で子供は中性名詞
なんて冗談も思い出します。
でも娘と話が合わせられるのもここまで。
定冠詞の変化のあたりで私のドイツ語は終わってる。

娘が受験で使っていた英語読本をひまつぶしにめくる。
どうして男と女でボタンの場所が左右違うのか。
男は自分で着る。女は召使に着せてもらうから。
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