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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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昨日名駅に行ったついでに
定期券を買って来いと娘にお金を持たせた。
購入申請書は先日駅で貰ってきた。
名古屋駅経由にしたいと言うから、
その点も確認済みだ。

携帯から電話が入る。
「どこで買っていいか分からん」
「駅員さんに訊け」
「駅員ってどこにいるの」
「改札のところに誰かいるだろう」
「改札ってどこ」
「あんた ユニモール行ったんちゃうのか!」
「え? ユニモール え? 地下鉄の駅ってどこ。地上?」

どあほ! 地下鉄は地下だろ!

これまでに何度かユニモールの上に自転車を停めて、
そこから地下街を通り抜けて、その付近を説明した。
こっちにいくと市バス乗り場でこっちがJRで 云々。
家を出る前に紙に書いて、その場で先に歩かせて方向を確かめさせ
もうひとりでも大丈夫だと思ったのに。

「とにかく訊け。ひとに訊け。嫌なら上を見て歩け」と電話を切る。

暫くしてまた電話。
「ものすごく混んでる。並んでる」
「何人くらい待ってるの 何時間もかかるんかいっ」

用紙にはきっちり記入したし(私が!)
料金は何度もネットで確認したし(私が!)
それらを封筒に入れて合格通知も入れて持たせた。
中身を窓口に出すだけだ。
「皆お母さんと来てたよ! 男の子もお母さんと来てたよ!」
「ひとりでやれて自信がついただろ?」
「……」

きつねの子が手袋を買いにいくよりは簡単だと思うけどな。
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入学手続き完了通知を受け取り
最後に残っていた靴も買い
これで全部終ったぞと思ったが
甘かった。

生協からお手紙。
え。出資金(戻って来るが)? え クレジット?
出費も嫌だけど書類書くのも嫌だ。
当人にやらせようと並べてみたが、書いた方が楽だったり。
こんなんだからちっとも娘が自立しない。

日曜日。恒例の実家行き。
低血糖がどうのと言うから
飲み薬の注意書にもその可能性はあるし
ずっと以前道を歩いている最中にそういうことあったって言ってたじゃん。
飴玉なりジュースなりで補給するしかないんじゃないの。
「血圧が異常に低くて」
高血圧の薬を(減らしつつ)飲んでいるが
一度や二度の低数値でいじるわけにもいかんだろうに。
自分の不調には大騒ぎする母に父は苦い顔。

「寝てばっかりだと血圧も下がるんじゃないの?」
医学的根拠はないが、つい口に出してしまう。
ごろごろ寝ている姿を見たくないが見てしまえば
言いたくなくても小言のひとつやふたつやみっつ…

「あんたにされた事の仕返ししてるんだ」
お? 新手の言い訳。
「私? 私の何」
「あんたに掛けられた迷惑を今やり返している」
「私がいつ面倒をあんたにかけたかね?
ずっと親のいいなりでやってきて いつどんな苦労をかけた?」
言葉に詰まる母。
やっと出た一言が「バイトの時でも…」だ。
「バイト?」
「朝 お父さんに送って貰おうとぐずぐすしてた」
「んなわけないでしょう。時間が決まっているのに」
確かに出る時間が一緒になると父は駅まで送ってくれた。
それはついでにの話でこちらから頼んだ事は一度もない。
たとえそうであってもそれが母への面倒になるわけもない。
「あんたは帰る時間もいい加減で」
嘘をつけ嘘を! 
「帰る時間を電話で報告しているのを後ろで聞いてたおばさんが
ぼそっと『これじゃあ 男も出来んわ』って言ったの覚えてるよ」
「まんがばっかり描いて」
「まんが描いてちゃ悪いの? それで成績下がったか?
勉強も課外活動もやる事やって その上で何をやろうと勝手でしょう。
私がまんが描いていた事で何か迷惑かけましたか?」

まんががあったから真っ直ぐ歩いてこられたんだ。
まんがに関する事ばかりを見ていたから他の何も目に入らなかった。
そうでなかったらもっと周囲を見てしまっていたに違いない。

吐き出すだけ吐き出せば楽になる 大人になれると
思っていたけど、そんな日は来ない気がする。


午後カラオケに行く。
旦那と息子と三人で。
変な組み合わせ。

あらし→ゆうぞう→あにそん→ぐりーん→ゆうぞう→あにそん→やじま→
第三者がいたら笑い出しそうな曲順である。

娘はバイトで不在だった。

その娘からこれを書いている最中に電話が入った。
「今度の土日バイト入れてもいいと思う?」
1日が入学式 2日がガイダンス。
流れでどういう話になるか分からないし、必要な買物も出てくるかも知れん。
「私なら入れない」
「でも日曜日の分 条件がいいんだわ」
「んな事自分で考えろ!」

昨日やっとこさ外に出た。
冷蔵庫が空である。
週末までに印鑑証明をとってこなくてはならない。

移転後初めて区役所に行く。
きれいだった。

買い物帰りに知人に会う。
娘の同級生のおかあさんである。
「決まった?」と効かれたから「私立だった」と答える。
そのまま一時間(以上かも)の立ち話。

学歴なんかといいつつ拘るのは何故だ。
気になるならなると明言しちゃえばいいじゃないか。
別の知人は「自分に学歴がないから子供のために頑張る」と
あれやこれやの努力を見せつけてくれたけど?
今回の娘の受験で私も学ぶ事が多かった。
親だって自分の見栄と闘わなきゃいけないんだが
心底頑張ればそういうものは自然と消えていくんだと分かる。

自分たちの精一杯なら結果を世間のものさしで計る必要はないんだ。

言い訳をするのは精一杯じゃなかったって事なんじゃないか。
「やれば出来るんだけど」
自分のことでも子供のことでもそれは自慢にならない。
学生時代私は教師に「お前は全力を出さない」と言われた。
それの何がいけないのか分からなかったけど
今でも本当には分からないけど
結果が悪かった時の謗りも恐れず、猛進する娘は偉いと思う。

家に帰ったら息子がいた。
午前中部活の筈だ。
「なかったんだ」と言う。「自分で昼ごはん作ろうとしたんだけど
冷蔵庫が空で 何も出来んかった」
卵はあったが、さすがに卵だけは嫌だったんだろうよ。

昼用に買ってきた物を出したら
いちいち値段を見て「高い」と言う。
「嫌なら食うな!」
先日豚ホルモンを買ったから今日は牛にしようと
パックは小さかったけど豚より100円安かったから買ってきたのに
少ないと文句を言う。
惣菜でうずらフライも買ってきたからいいじゃないかと言えば
両方で500円を越していると非難する。
「私の分も込みだわ!」

早速フライパンで焼いていたが
「見ろよ! こんだけだぞ」と息子が怒った。
ちんまりと小さくまとまった牛ホルモン。
ええ。二度と買いませんとも!

昼食を掻き込んで出て行った息子。
娘は車中泊でねずみランドに行っている。
平和な平和な午後を送る。

そして今朝 娘が帰ってきた。
 

大高から電話があった。

「受かったって (自分の留守中に)電話があったってお父さんが言ってる」
「え? うちはもう決めたって報告に行ったじゃない」
「でも電話があったって」
「それ 義弟んとこじゃない?」(高校入試である)
「あれんとこはN高校だって」
「ほら。だからその電話の事だよ きっと」
「でもあんたのとこから電話があったって お父さんが」
「かけてない」
「後期で県大が受かったのかと思ったのに…」

そのまんま旦那に伝えたが、
私が感じた不快感は伝わらない。


そりゃ私だって県大がよかったさ。
公立だし、なんといっても本人の第一志望だし。
でもセンター直後にものすごく苦しくて
その前からも絶対はないからと予防線を張ってはいたけど
それでも娘が泣くのが切なくて
私立でも、どの大学でもそれぞれに利点はあると数えて
ここまできたら実力じゃない 運なんだ 縁なんだと言い聞かせて
実際にそれが本心でもあるんだけれど
完全に気持ちが切り替わるまでには時間がかかった。

国公立の発表の頃には
心底私立でもいいやと思えるまでにはなっていた。

義母の探るような口調の向こうに
県大合格の報告が聞きたいという欲求を感じて

ものすっご不愉快だった。

義母の「合格していて欲しい」という気持ちは
孫当人のためなんかじゃないと分かってる。

入学手続きを済ませて仕度も大方終えて
やっとやれやれな気分になれたのに
なんかもやもやさせられた。

私が過剰反応なだけかも知れない。

でもなんか なんかなんだ。
娘の部屋に新しいタンスが入って
今まで使っていた古いのが放り出された。
粗大ゴミの日までパソへ屋に置いておこうと運ぶ。

前にも書いたが、これは私が子供の時から使ってる。
40年も使うようなものだからさぞかし良い品
だと思ってもらっては困る。
安物の木材に合板を張ったような代物である。
その合板があちこち剥がれ、木屑がぼろぼろと出る。
娘曰く「中に入れた服が汚れる」 ……
ハンガーパイプのとりつけ位置を間違えてある。
おそらくは素材以上に安い品だったんだろう。
同時に姉もタンスを買い与えられていたが
私の絵日記には「なんだか お姉ちゃんは怒ってた」とあった。
幼かった私と違い、姉は自分で選びたかったに違いない。

捨てるつもりで運び込んだタンスだが
あと10年使ったら半世紀になるんだと
なんとなく中に物を入れてしまった。

昨夜はその横に布団を敷いて寝た。
狭い部屋がますます狭くなった。


先日のショッピングの時の話。
Tシャツを見つけ、「これ 可愛い」と指差した。
だが娘は「可愛くない」と言った。
手にしたら半額になってる。
「ほらほら」と娘に言ったが、無視。よほどに気に入らないらしい。
後ろ髪をひかれる思いで店を出た。
別の店で買物をしてお金を娘に渡し、
「やっぱりさっきのTシャツ買って来る」と戻る。

棚を見たら、ない。
売れたんだ。可愛かったもんなあ。半額なら買いだよなと
後悔しながら店を出ようとした時。
それを手にしている客を見つけた。
私と同い年か少し上か(っても私の判断はあてにならん)
広げて胸に当てて鏡を見ていた。

「……」

襟のラインがなんともおばはんくさいのである。

戻って娘にそう告げたら
「若くてものすごスタイルのいい人が着たら別だけど
そうじゃなきゃ どんくさくなると思う」だとよ。
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