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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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リビングで宿題をやっている。

画用紙に書いてしまってから「スペル これで合ってるっけ」と
電子辞書を開いた。
「ビートルって ええと 蜂?」
「カブトムシ。ってか普通にビートルズで出ないか?」
娘の書いた字を見ながら
「ビートルはこれで合ってるけど 複数形のeは要らんのか?」と
CDジャケットを見に行ったほうが早いんじゃないかと隣室へ。
「esじゃん。あんた e 抜けとる」
既にサインペンでくっきり書いてしまった娘は「ひええ」と捻じ込む。
作業を続ける彼女に「蜂はビーやろ?」と訊く。「うん」
「んじゃ とんぼは何か知ってる?」「知らん」
「ドラゴンフライじゃないの? てんとうぴーは?」「知らん」
「レディバードだねえ。あんた 本当に何にも知らんのね」
宿題はどうやら「親から教わったこと」らしいんだが
(旦那がビートルズが好きである)
目に「クッキング」の文字が飛び込んできた。
「おい。なんだ これは」
「スペルが簡単なの」
「私がいつ あんたに料理を教えた」


新聞に県が被災がれきを引き受けた事に抗議が寄せられたと書いてある。
放射能汚染を恐れての事である。
横浜の時も思ったが、放射能をばらまくような事をするわけがない。
なんでそんなことが分からんのかなあ。
被害は最小限に留めたいに決まってるじゃないか。

それでいながら。
別のページに「今の生活を維持したかったら原発のリスクは仕方ない」とあった。

人間って自分に都合のいい事でしか騒がないんだなと思った。
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「学校に来るのが嫌なひと 手を挙げて」
ある日先生が訊いた。
クラスに不登校の子がいるからだよ と娘は言った。
小学校低学年の頃だったか。
「私もさ 行きたくないんだけど 手は挙げなかった。
どうせ面倒なこと 訊かれるだけだもん」

時々日記に出てくる「バカ娘」の事である。
「お友達を作るのが下手ですね」と1年の担任に言われ
授業の呑み込みも悪い。先生は愚鈍と言いたいところを頑固と言い換えたが
とにかく散々に評価されていた。
三年に進級して担任が変わって、娘も少しずつ変化していったが
でも小学生の間はいろいろ危うかった。

学校に行きたくない。でも行く。
それは行きたくないという自分を他人に知られたくなかったからか。

子供会の役員をやっていた時、
子供に交換用のプレゼントを持たせなかった親がいた。
交換に参加したそうなその子にどう対処するか。
私は親が欠落しているのなら、
他人がその分を補ってやるのが「子供会」の役割でもあるんじゃないかと
会費から出すのが不公平ならば自腹ででもプレゼントを用意してあげればいい
と思った。

娘が言った。
「私なら放っておいて欲しいね。自分の親の不出来を他人にいじられたくない」

私が彼女を殴ったことがあると言うと大抵の人は驚く。
「あなたが? 信じられない」
蹴った事もある。髪の引っ張り合いもやったんじゃないかな。
もっと大きくなってからスーパーの駐車場でつかみ合いの喧嘩もした。
大学受験のさなかに辞書だか分厚い問題集だかで殴り合ったり。
(息子とは一度もない)

ある日わき腹が痛いというので、腎臓かと内科に連れて行った。
医師は首を傾げ「内臓じゃあ ないなあ。ぶつけませんでしたか?」と訊いた。
私が全然覚えがなくて困っていると、娘がにやにや笑っている。
診察室を出たところで「お母さんが蹴っ飛ばしたところじゃん」と言った。
……
「言わなかった事に感謝してよね」

これは笑い話だが
耳鼻科で医師が「何かで傷をつけたね」と言った。
娘が「自分で耳掻きしました」と答えた。
横にいた私は滅茶苦茶ショックを受けた。耳掻きは私の仕事だ(嘘。楽しみだ)!
勝手に自分でやっていいなんて許可した覚えは!
と待合室で怒鳴りかけたら
娘が「やってないよ。お母さんのせいだよ。
でもお母さんがやりましたって言ったら お母さんが叱られるんだよ」と言った。


リビングで宿題をしている。
「ねえ いきづまるって つに点々でいいんだよね」
「そうだけど でも漢字の方がいいんじゃない?」
「えー どういう字」
「ごんべんに……」
「送り仮名は る だよね」
「……つ まる」
二年生。
小学校ではない。大学。

娘がまだ幼い頃、近所の人が言った。
「あなたは あの子に過剰な要求をしている」

小学校4年の時。
ママ友の呪縛から完全に解き放たれた私は現実からも飛んでしまっていた。
「お母さんの頭の中の半分は 遊戯王なんだね」
「バカを言いなさい」と私は怒った。「8割だわ!」
「じゃ ……じゃ 私たちは残りの2割なの?」
「甘いね。残りの2割を ハムスター 家事 雑事 育児 で分けるんだから
あんたらなんか 5パーセントだわ」

その夏彼女は買物行き、昼ごはんを作った。
当時の日記を読み返すと「誰だ これは!」である。

彼女が6年の頃、私はこれではいけないと気づき、頭の中の割合を調整した。
それまでの分を穴埋めするように過保護になった。
そして今のバカ娘が出来上がった。

……悪いのは私ですか。やっぱり。

昨夕テレビをつけたら
福島ではない、原発地域の報道をやっていた。

迷惑料というのか協力費というのか。
地域にお金が落ちる。
不労所得ともいえる金を人間は無駄に遣う。
殆ど利用されていないという施設。
どこのスポーツ名門私立じゃ というようなトラック。
第二体育館。そんなものが画面に映った。
他にも医療費補助みたいな形で住民に還元されるものもあるらしい。
電力会社から直接振り込まれた通帳を見せる人もいた。

そして用意された児童と教職員用の「ヨード」。
ガイガーカウンターなどの器具。

おかしい。これは変な話だ。
原発が「クリーン」で「安全」なものならば
もとより迷惑などかかる筈もなく、ヨードなどの備えも要らない。

電力会社から何らかの形で(直接にせよ間接的にせよ)お金を受け取る。
それは「迷惑」がかかること前提ではなかったか。
安全と言い切る言葉を信じるならば、どうしてヨードを用意するのだろう。
用意した上で給付金を受け取ったからには
渡した側は多少のリスクは承知の上と判断するのではないか。

福島がどうだったかは知らないが、
無駄な施設と、その維持費を抱えているという話は聞いた。
確かに彼らは被害者だろう。
だがただの「被害者」なのだろうか。

と、ここまで考えた時、
なぜこの時期にこのタイミングでこういった報道が流れるのだろうと思った。
一見時機に合っているように思える。だが。
もしかしてもしかしたら
東電なり政府なりの
私がここまで記述で思い巡らしたような事への誘導が
仕組まれているのではないか。
「だから福島を過剰に同情するのはおかしい」
「賠償金の一部は 補助金や給付金の形で前払いで受け取っている」
という見方を、視聴者に植え付けようという魂胆なのかも知れない。

こうなるとぐるぐるで、何が正しいのか分からなくなる。

だが、この福島の現実を見て尚、
原発と共存していこうと言うのなら、それなりの覚悟は必要なのではないか。
原発から落ちるお金、原発が撒く雇用という餌。
それらを享受するならば、もはや被害者にはなり得ない。
他地域にまで影響を及ぼす事故がおきた時には、加害者にしかならない。


私は太陽光発電ばかり考えていたが
風力もある(健康被害の可能性はあるが 洋上ならば大丈夫なのではないか)。
揚水も小規模水力も。
何より節電のやり方はもっと考えられる。

オール電化や電飾や24時間営業。全部捨てて昔に還ればいい。
その時代、人は今より不幸だっただろうか?
 

冷蔵庫の掃除。

和食・茶碗蒸し(ほうれん草とコンビーフ)
洋食・ピザ味春巻き(豚肉と新玉とトマトピュレにチーズ)
中華・上海風五目やきそば(えびと豚と野菜・オイスターソースで味付け)
韓国・トッポギ(市販のスープ使用・牛肉とねぎ トッポギ一袋)

やきそば おいしく出来ましたよ。
フライパンに油を少し多めに入れ、真ん中に焼きソバを四角いまま置き、
周囲の隙間に切った海老と豚バラうす切りを並べ、塩こしょう。
ほどよく焦げたらひっくり返し野菜を上に乗せて蓋をする。
仕上げにオイスターソースをかけまわす。
だけ。
どこが上海風かは知らん(勝手につけただけ)。
最近見つけた店。
夜は居酒屋。
ランチ850円。

何種類かある。
とろろ御膳と、とろろ蕎麦とご飯のセット。
とんかつ御膳、からあげ御膳、まぐろとアボガド丼セット。
豚の角煮定食。
どれも小鉢が二種類選べる。
単品ではからあげ三個で200円。これがまたおいしい。
ご飯はプラス50円で大盛り。

私は二回ともとろろ御膳。だって一口おかずが4品もつくんだもん。
(一口ったって ほんとに一口じゃないよ)

実家の父が好みそうな店、と思って探した。
今日一緒に行ってきた。
お金を払う時に、傍にあった梅酒の瓶を添えて出した。
商品だと思ったんだ。
だが。
「あ お持ちください」
「え?」
「サンプルです。サービスで(梅酒を召し上がった方に)差し上げてます」
今日は梅酒、どころかビールも飲んでいない。でも
どうぞと何度も言ってくれるので受け取ってきた。

嬉しかった。
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