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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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総合病院の内科で貰ってきた薬を
朝昼夕の食前食後で振り分ける。
ちなみに朝食前2個食後5個 昼と夕方は食前食後各1個。
これに整形で貰っている痛み止め朝夕二個ずつと座薬がプラス。
内科の支払いを見たら6週間分で4000円弱。
一割負担だから実際は4万円。
という事はだ。両方合わせると一日1000円。
薬代だけで1000円。
一日ごろごろ寝ているだけの老人に一日1000円。

…ちょっとシビアだが、「無駄」と感じずにいられない。
世界には数百円で救える命がある。

だからといってもどうする事も出来ないのだけれど。
まさか投薬をストップして病気を悪化させるわけにいかない。

だが本当に全部の薬が命を支えるのに必要なのだろうか。
血栓防止の薬もずっと飲み続けているけれど
母の脳梗塞は詐病だったはず。
コレステロール低下薬やカルシウム補強剤にしても
どこまで効力を発しているのか、或いは必然なのか。

いや。そんなことより
ただ漠然と、空気同様に医療費を消費している母に抵抗を感じる。
どうしろ というのではない。まして飲むなというのでもない。

なんていうかなあ…
1000円って数字がひどく大きく感じられるだけ。

姉の時も思ったな。
末期になって高価な点滴を始めた。
保険適用だけれど、そうまでしてもどうせ助からないと分かっていた。
死の直前も点滴をしていた。
点滴の管を眺めながら、
どこまでが「生に対して有効な液体」たりうるのかと考えていた。
死の瞬間に体内に入った点滴液は生命でなく死体に注がれる事になる。
その一瞬の境界線は確実に存在する。

睡眠不足で、だが死に直面という非日常の中で
あまり正常ともいえない精神状態で点滴の管を見ていた。
それに近いものが今あるのかも知れない。
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