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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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三年が引退したので新部長を決める。
娘は中学の時部長をやっていた。
中学の時の剣道部は全員が初心者で実力もほぼ横並び。
それだけに団結力は強くて団体戦は結構勝ち進んでいた。

高校は道場経験者や有段者がいたりで実力はまちまち。
でも実力と部活のやる気は一致しない。
どちらを基準に部長を決めるべきか。
加えて統率力とか発言力とか要素はいろいろである。

しかしそんなバラバラな部員をまとめるのは大変だから
一番実力のある子がやりたいと言っているのなら任せたらいいと思うのだが
娘はきっぱり「私がやりたい」と。
部長ってやりたいものかねと息子と顔を見合わせる。

私が産んで私が育てたんだけど私の子じゃないと感じる時がある。

息子なんぞは性別も違うので誰の子だと思う事しばしばであるが
比較的強く私の影響を受けている筈の娘でも
やっぱり価値観は同じではない。

レプリカが作りたくて子育てしているわけじゃないから
自分と違う面が見られるのは嬉しい。
おしつけになっていないと分かって安心する。
その上で意見交換が出来るのは親となった喜びでもあるかも知れない。

でも我が子には余計な苦労は背負わせたくないと思うのも親心なんだよねえ。
自分の時は保身も考えず思うがまま突き進んだくせに
子供に関してはどこか臆病になってしまう。
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