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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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娘が自動車学校に通い出した。
入校式だけ済ませて放ってあったのだ。

とりあえず学科と言って時間割を開いていたから
「こことここ 空いてたら教習申し込んでみたら」と指差した。
学科だけ受けに行くのも馬鹿らしいだろ。
娘はしぶしぶ予約の電話を入れた。

昨日がその初の教習だったんだが
「面白かった」と帰ってきた。
そりゃよかった。

私は自慢じゃないが、当時4時間だった第一段階を8時間やった。
同じく4時間枠だった第二段階も8時間やった。
なぜならば
「車が真っ直ぐ進まない」からだ。
直線を走っているだけなのに車が横に行ってしまう。
蛇行蛇行。壁にぶつかるわ車線を越えてしまうわ。

教員がハンドルを指一本で押さえて「これでも真っ直ぐ走るのに」と言う。
だがそのマネをするわけにもいかず(怒られるさ)両手でハンドルを握る。
教員は手を伸ばしてそのハンドルを掴んだ。
「うわ」と驚く。「力入れすぎ! 力抜いて!」
つまりだ。私は力いっぱいハンドルを握っていたため、
どうしたって強いほうの右側にハンドルは傾き、車は右に行く。
右に行っちゃいけないから慌てて左に切って壁にぶつける。

その矯正に何時間かかったか……

S字で脱輪。クランクで衝突。
車庫入れは「三本目の柱が見えたら」を丸暗記で乗り切ったが
どこの駐車場にも「三本目の柱」なんぞ存在しない。

そして坂道発進。
タコメーターの数字がなんたらになったらクラッチをどうのして
と最初に説明を受けた。
じーーーーっとタコメーターを見ている私に
教員はそこにバインダーを乗せて「もう見ちゃ駄目!」と言った。
感覚で分かるだろ 分かるようにしろ。
分かるか! くそ!

奇跡的に試験は一発で通った。
路上である。

その路上教習も終わりに近づいたある日。
交差点でウインカーを出したまではよかったが、
いざハンドルを切ろうとしてブレーキを踏まれた。
がっくん。
「どこ行くつもりだ! 反対方向だろ!」
「え」
「学校は左だ 左。ったく。ウインカーを出す音だけ聞いて安心してたら
君は右にウインカー出してたんだな。信じられん」
「え」
「何時間乗ってんの? 同じ道走ってるのに まだ覚えてないの?」
(確か2パターンあった)

卒業検定も平針も一発合格。

免許証を手にしみじみ「ああ これでも車に乗らんでいい」と思った。


さあ。娘。あんたはオートマ限定。私よりはマシに進むと信じてるよ。
 

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