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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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実家から週遅れの雑誌を持ってきた。
そこに
護衛艦などで被災者の入浴援助を行っている話が載っていた。
新聞で一度だけ関連の記事を読んだが、それきりだ。
「まず携帯電話をお預かりして 充電を行います。
洗濯物を お帰りまでにきれいにしてお返しします」
ここまで? ここまでやる 自衛隊!

もともと「陸自の車にはクーラーはついてない」と知ってから
自衛隊にはずっと敬意をもっていた。
海外派遣の時、基地の前で反対運動を行う人を苦々しく思っていた。
かれらは命令を受けて行くだけだ。
お国のために万歳してとは言わないけれど
せめてその無事を祈って送り出せないのか。

今回の震災の活躍はとても嬉しい。
だが報道されない部分が多過ぎると思う。

インタビュアの「遺体の捜索は過酷だとお聞きしましたが」という言葉に
毅然と「行方不明者の捜索です。何ヶ月たっても それは変わりません」と答えた。

海自ファンでなくても感動するじゃないか。

(不謹慎の謗りは免れないと思いつつ それでも言ってしまう。
私も護衛艦の中にはいって 自衛官の人に声をかけて貰いたい!)

同じ雑誌だったか、もう一冊の方だったか。
「玉ころがし少年の義援金」の話もあった。あの方法に批判的だった。
勝てなかったら寄付しないのか とか 他の選手が勝ったら義援金泥棒みたいじゃないかとか。
私は前にも書いたけど彼が嫌いである。だが、この記事は違うと思う。
もし総額が目標金額に遠く至らなかったとしたら
りょうくんは他の方法で足りなかった分を寄付するだろう。
他の選手にしても勝負の間は誰だって勝つことしか考えない。
当人も観客も被災者当人達でさえ、りょうくんが負けたこと、りょうくんを負かしたことを
誰も批判などしない。

私は彼が嫌いだけれど、それはあの子が「いい人であろうとする」からだ。
「いい人であろうとする」ならば、最後まで貫くと思う。
だからどっちに転んでもやっぱり嫌いなんだけどね。
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虐待を受けた子供。
閉ざしていた心を開き始めた時、
すごく粘着質だったりわがままだったり暴力的だったりする、と言う。

心の不安定さゆえと、相手を試す意味と、いろいろ。
対象が「かわいそうな子供」でいる間は同情的であった医療関係者も
(医療従事者とはいえ内科や外科であれば心理領域の知識も浅いので)
こういう態度に不快感をもつ。

鬱病の友人がいた。長い間鬱に苦しんでいるネット上の知人がいる。
どん底にいる時には声をかけやすい。
だが立ち直りの途中は難しい。
本当に、とても難しい。
これは素人が関わるべき問題じゃないとも思う。
不注意なひとことで相手を再びどん底に突き落としかねない。
そしてその不注意なひとことはいとも簡単に出てしまうのだ。


被災者がわがままを言えるようになったのなら
それは立ち直りの第一歩かも知れない。
ふとそう思った。
非日常から日常への帰還かも知れない。
同情を受ける受動態から要求をつきつける能動態への転換かも知れない。
あるいは。
激励する非被災者への試みかも、知れない。

人の心に寄り添うのは難しい。
同情と共感の違いをはっきりと認識しておかないといけない。
自分の欲求(同情の押し売り)と相手の要求を一致させようとしてはいけない。
自分の望みどおりの存在でいる事を相手に求めてはいけない。
相手のあるがまま受け容れるだけの覚悟は必要だろう
そうする事が正しい事であろうとなかろうと。
昔考えた。
子供ではなく母親が塾で学び、子供に勉強を教える。
小中学生対象。特に小学生。
高校あたりになると、かつての不得意教科は手に負えない。
でも小学生に九九やリットルデシリットル、星の動きとか月の満ち欠け
教科書を一緒に読んで主人公の気持ちを考える、
そんな事ならどの親にだって少しの時間があれば出来る。
習ったばかりの事ならば、どこが分からないか理解しやすい。
いつでも質問できるし、そこから学校の話や母親の昔話に繋がっていく。
親子の結びつきだって強くなるじゃない。
子供が何人でも塾代は母親一人分で済む。

高校受験の子供の勉強をみた というと大抵感心される。
受験対策の講座には通わせた。情報と問題が欲しかったから。
娘は塾の講師にもいろいろ質問したが、それだけでは足りない。
数学は勿論、自分の時には勉強しなかった理科も教えた。
感心されるほどの事じゃない。やれば誰にだって出来る。
大方の人は高校受験してるじゃないか。
中学の一年から一緒に勉強していたら、もう絶対に可能だ。

二人三脚がいいことかどうかまでは知らない。
それは勉強以外の親子の関わり方や子供の社会性によっても変わる。

でも私は台所で作業しながらリビングで勉強する子供を眺めるのが好きだし
何かを訊かれて手を拭きながらノートを覗き込むのも好きだ。
教科が社会や英語ならば、ついでに雑学のひとつも話す。
「知識を玩ぶ」という、お金のかからない、でもある意味贅沢な愉しみの意味を
なんとなく理解できるようになったのも、子供に勉強を教えるようになってからだ。

息子が数学を訊く。「お母さん分かるかなあ」
最初は無理!って応えてたけど、何問か切り抜けた後は
「貸してみなさい」と鼻息を荒くするようになった。
受験数学は、どうやら二年でやった数学のおさらいになるらしく
昨日まで関数だったのに、今日はもう微分なんたらである。
曲線と直線に囲まれた面積を微分で出す。
なんのことだ。
シグマまではうすらに覚えているけどインテグラって何だ。

結局訊かれた問題はふたつの交点を見つければ済むだけだと気づく。
それなら解の公式を使えばいいだけのことじゃないか。
文にしてしまえば簡単だが、ここに至るのに「めちゃいけ」放送分かかった。
でもぼーっとめちゃいけを見ているより、数学をいじってた方が楽しかった。
解けた時の爽快感も「お母さんには無理」と言った息子の鼻をあかした快感も
めちゃいけを見ているだけでは味わえない。

お母さんのための塾
結構イケるんじゃないかと最近また思うようになった。どーよ?

美容院で
「シャンプー どうぞ」と言われたから
「どうせ切るから このあたりからざっくりやってから洗って」と言った。
固まるオーナーと助手さん。

捨てる髪にシャンプーとお湯と手間と使うのが勿体無いと思ったんだ。
ふつーにそういう美容院ありそうだし?
それともないのかな。
ちなみにシャンプー料金はロングだろうがショートだろうが変わらない。

カット台に座って「本当に切るの? でもこのくらいでしょ」とオーナー。
「可能な限り短く」 つまり私の手に負える範囲で、ということ。
「なんのために伸ばしたの?」
「ってそりゃ切るために」

私は伸ばしておいて思いっきり切るのが好き。
どっちが似合うとか知らない。
長い髪は、髪の毛が肩や背中に触る感触が好き。
一度ウェーブをかけると手入れが要らないのが好き。
周囲が長いのに慣れた頃にざっくりやって「切ったの?」と言われるのがいい。
それだけの話。
美容師を本業とする人とは感性も価値観も違うんだろ。

旦那はリビングに入って数秒で「美容院行ったんだ」と気づいた。
まあロングからショートだもんな。
娘は廊下で気づいた。
息子は今朝、「あれ 切ったんだ」と言った。
昨日一番長く過ごしたのは息子だ。
テストの話もしたし、野球も一緒に見たし、コピーも手渡してる。
「結んでると思ったんだよ……」

昔、娘が美容院に行って戻ってきた時
幼い息子は姉に駆け寄り、「後ろも見せてよ」と背後に回り、
それから「かわいいね」と誉めた。
こいつは誑しの才能があると思った。
のに。


中間テストが終って結果待ちの息子。
彼は国公立コース といっても 私立コースじゃ気が抜けるという程度の
まあ そのクラス自体そういう存在だろうと(名前だけの国公立)思っていたんだが
半数以上本当に国公立志望だった。
「うーん とはいえ 最下位は嫌だなあ」と私がぼやいたら
「あ 大丈夫 それはない」と息子が自信をもって応えた。
「おおっ」
「ふたり欠席者がいたから」
……
 

中間が終った息子。だが始まりに過ぎない。
「数学はそのつど訊きなさい。ノートさえしっかりとってあれば教えられると思うから」
「うん 俺もそう思った」と素直に頷いたので、調子にのって
「国語もね 社説をノートにまとめるようにしなさいね。書く事が大事だよ。
古文や現国の問題集見たら あんた記述問題 分からないのは一行も書いてないでしょう。
間違ってもいいからとにかく書きなさい。答えの丸写しは駄目」とまくしたてたら

「お母さんがうるさい子は伸びないんだって」と言われた。

そうかよ。分かったよ。もう言わないよ。


美容院に行って髪をばっさり切ってきた。軽い。
オーナーの娘さんとうちの娘は同学年である。
「留学するって言い出してさ」と言うから、あら奇遇と「うちも」と言った。
しかしあっちは今年の分の学内選抜に洩れたようで
「TOEICで点が取れたら自費で行ってもいいかと言って来た」らしい。
「留学英語はTOEFLだって言ってたよ? 内容が違うんだよ」
ってTOEFL知らなくても留学できるんだあとちょっと驚いた。
大学受験も経験してない、指定校とはいえ向こうの大学の事も調べていない、
そんなんで留学してどこまで学べるのかしらと思ってしまったが
私の事情じゃないから黙ってる。
うちの娘だって、生活の方に追われて勉強できるかどうか不安なんだもの。
生活力のある子なら全力で勉強できるからその点では楽だろう。
「女の子だし 就職を意識するより三年生で学校から行く方がいいかもね」

留学って 思い描いているうちは夢なんだけど
実現に向かいだすと面倒なことばかり。
細かなことひとつだって自分で調べたり確かめたりしないと先に進めない。
始まってみて知った事がたくさんある。
娘がチャレンジしなければ知らないまま終ってしまった事だ。
そういう意味では娘に感謝せんといかん
(のだが感謝して欲しい気持ちの方が大きいわい)。

そういえば中学以降、私の方から娘の事に口出しした事はないなあ。
相談されれば乗るけど、こちらからは何も強要しない。


いいよ。息子。あんたにも何も言わないよ。
だから塾の要項も自分で読め! 私は金しか出さん。
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