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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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初めて入った店で、カウンターに三人並んでうどんをすする。
真ん中に息子。右端に旦那。
父親の食べ方を見てて何を思ったか、息子
「俺がガキって言われるの こいつのせいだよな」と言う。
ぬな? 「ガキって あんたが? 友達に? ガキっぽいって?」
ふうううん。
私はこいつしか知らないから、何か変だなあと思いつつも
イマドキの高校生なんてこんなもんかしらと眺めていたけど
やっぱ同級生から見ても子供っぽいんだ こいつ。
でも昔から家の中と外で顔を使い分ける子供だったから
外ではさすがに「かわいいぃぃ」とはやってない筈なんだが
「どんな時に言われるの」と訊いたら
「そぶりとか ……喜怒哀楽が激しいって」と答える。

そうか。そうか。よその高校生男児はこいつみたくには可愛くないんだな。
単純に喜んだり犬見て悶えたりなんかしないんだな。
どっちがいいかといえば母としては可愛い方が得だろ(と私は思う)。
出来が少しばかりいいより、せっかくの男の子なんだから
動物的に愛玩対象になる方がいいだろう(と私は思う)。

「いいやん いつだって大人になんかなれるんだもの」
「よくないっ!」

それで最近大人っぽい服だのコーヒーはブラックだの。
見かけが大人だから中身も大人とは限らんのに。
他人を誉めたり(主な形容詞が可愛いとかっけーてのはどうかと思うが)
応援したり出来るあんたはそのままでいて欲しいな。

意外とおいしいうどんだったが、結構量が多かった。
「きついな」と呟いたら「食べたろか?」と息子。
最近食欲ないというから押つけたら悪いと訊かんかったんだが
食べてくれるなら助かる。
どんぶりを入れ替えて、平らげる息子。
人前でこれがやれるうちは何か安心だなと思ったり。
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20分からの面談で、バスが着くのが9分。
教室までの距離を考えると、ぎりぎりかなあと一本前ので行く。
30分の待ち時間だが、仕方ない。
コンビニと控え室で時間を潰して3分前に廊下に行った。
一番だから時間通りだろうと思ったんだが
甘かった。

目の前を先生が通り、息子が「もういい?」と訊いたが
「ちょっと待て」と隣の教室へ入ってしまった。
結局5分遅れで始まる。こんなことならっ!

んで。
肝心の内容は。
収穫はなし。
「どの学校を滑り止め設定にしていいか分からない」と訊いたが
「それは冬の面談でいいでしょう」と言われた。
定番の「お母さんから見て息子さんの学習状況はどうでしょう」に
「この子にしてはやっているとは思うんですが 平均が分からなくて」と答えたら
「そうですねー まー 4時間は勉強して」
はいいいい? 娘の時には8時間と言われたんですがっ!
息子は得意げに私の顔を見る。
「なっ 俺昨日4時間やったもんなっ」
「で 6、7時間はしっかり寝て」と先生は続けた。
今度は私が息子を見た。あんた昨日何時間寝たね。
10時半に寝て7時半に起きたら9時間だよな。
それで一時間昼寝したら10時間だよな。しっかりなんてもんじゃねえよな。
「それは 環境が悪いんだろ」

志望校にしている大学の評価を訊いたら
先生的には悪くない感じ。
まあ このままでいきますか。あとはどこまで偏差値が上げられるかですわね。

先生の腕時計を見たら40分。次の人の時間。
でも先生は「友達はどう 受験勉強やってそう?」とか息子に訊く。
級友や部活仲間のあの子この子の話を実名でする。
そんな事を今ここで喋ってていいのか?
5分過ぎたあたりで「まあ 運動でも頑張ってくれてますよ」と私に言う。
はあ。期末も終ってスポーツディである。
「準決勝だよな 次」とまた息子と喋り出す。
相手クラスが強いだの 元部員が多いだの うちはひとりしかいないだの。
そのひとりにパスを繋いでだな とか何とか。

一体私は何をしに行ったんでしょうね。
ちなみに次の人は時間を変更したようで、廊下にはいませんでしたが。


大学生の娘もテスト週間で、今日は4人揃っていたので
久しぶりにイタリアンに行きました。
食欲を落としている息子に対し、旦那と娘は衰えるところ知らず。
喰うわ喰うわ。どこに入っていく。
娘に「あんた 食欲なくすって事ないの?」と訊いたら
「うん 私年中無休」ですと。
息子が「遊んで」と言うので「やだ」と追っ払う。
追っ払った後に、親としてこれはどうかと反省したので呼び戻す。
とたとた走ってくる様子に思わず、手を出し「お手」と言ってしまう。
息子は利き手の左手を出した。
「違うだろ 馬鹿。お手は右手と決まっとる」
息子はすごすごと去っていた。それをまた呼ぶ。
来ないと思ったのに、来た。
「お手」 一瞬迷って右手を出した。「おかわり」 左手。
それから右手を息子の頭上にあげた。
やはり一瞬迷った後、息子は。
ほらあ あれですよ あれ。
犬が撫でて欲しい時に人間の手に頭とかこすり付けてくるでしょう。
あれをやりました。息子は。
茫然とし、だが、私は「わん だろ。馬鹿」と言った。
息子は「わん」と言い、頭を撫でて貰った後去っていった。
頭を掌に触れさせようと懸命にやっていた息子はすっげえ可愛かったです。ほんと。
 
で結局息子は遊ばれただけで遊んで貰えなかったんだな。可哀相な奴。
 

この月の日記は笑えるネタが多い。2004年10月。娘中一 息子小5。


息子 「遺伝子って何」  
娘 「あんたの目は細いでしょ。それはお父さんのせい ってこと」
息子 「ああ そうか」  
あんた…それって あんまりなんじゃ…  
娘 「我ながらうまい説明だと思うわー」


先日スーパーで旦那が瓶入りの味のりを買った。
息子は踊るようにはしゃいでいる。
家に帰ってぴしゃりと「ひとり一日一袋!」と通達。
そうでもしないと一週間ももたないだろう。
瓶を抱えて浮かれていた息子の顔色が一転。
力なく椅子に座り、ぶつぶつと呟いている。
「一枚なんて… 一枚なんて…」 
誰が一枚と言った。一袋だ。失礼な。

ヒロシと娘の弁当に一袋ずつ入れた。
空袋はちゃんと資源ゴミ箱に押し込んだ筈なのに、息子が「誰が食べたの」と訊く。なんで。
袋の小さな切れ端が床に落ちていたらしい。
そんな小さなビニールをどうやって海苔の袋だと識別できるのか。
娘 「ふっ お母さんの子だね」 違うだろ! お前の弟だろ!


昭和村に行く。
明治と大正は行った事があるが、昭和は初めてである。
併設の浴場の下見もある。実家の父が話題にしたのだが、足の悪い母が入れるかどうか。
「あ。抹茶ソフト」「あ 駄菓子屋」「あ パン作り体験」
子供たちが反応するのは食べ物関連ばかり。
「いやしいんだから もう」
何やら池がある。「あー しゃぶしゃぶだって。しゃぶしゃぶ池だって。変なネーミング」
「…… じゃぶじゃぶ池…」


娘はテスト週間中です。旦那は「おい 英語を教えてやろう」と娘に言ってフラれました。
めげずに「じゃ 花札やってやろう」と言いました。
あんた 結局娘に遊んで欲しかったのね。

それにつきあってあげる娘は大人…なんじゃなく、単に賭け金目当てなだけです。


某日の親子の会話。
母  「デュエルアカデミアだって。全寮制だって。入りなよ」 
息子 「やだ」
母  「校長 海馬くんだったら入学式の時 お話が聞けるし    
息子 「やだ」
母  「面会行くから! ね。ちゃんと面会に行ってあげるから」  
息子 「海馬に会いに来るんだろ!」
途中で本気モードになってる。息子。

註・デュエルアカデミアとはアニメ遊戯王GXの舞台である。勿論架空。



可愛かったなあ…… 息子。
それが今では。……今も可愛い時あるけど。

はあああ。本日三者面談です。いってきます。
授業は半日で終る。一番暑い時間帯に自転車で帰宅した息子
「今日はさすがに駄目でしょう クーラーでしょう」と言い残して
浴室へと消えた。
仕方なくドアを閉め窓を閉めてスイッチオン。
ご飯を食べてお昼ねタイム。

クーラーの中でのお昼ね。
息子の至上の幸福はこれである。

床に敷いたマットレスに横たわりながら
「一生の眠りにつきたい」と言った。
……一生? の 眠り? まあ 言わんとしている事は分かる。
けど。「あんたそれじゃ人生そこで終るよ」
目を開けて「あー 疲れがとれるまで って事で」と言う。

いいね。幸せがそこらに転がっていて。
「これもクーラーを使わないおかげだよ。
毎日クーラーの中で寝ていたら 幸せとも感じなくなるから」
「んな事ない」
「あるよ。白いご飯がそうでしょう」

そうなんだ。戦時中には夢だった「銀しゃりに牛肉」が今では日常である。
戦時中どころじゃないよな 被災地では当時はおにぎり一個だもんな。
あたりまえに茶碗で白いご飯が食べられる幸福。

以前は布団にはいるたび、朝まで眠れる幸福を噛み締めていた。
看病や子育て中は真冬の夜中でも起きなくてはいけないものね。
ひとりでぬくぬく寝ていられる幸せ。それこそ最高の幸福じゃないか。
あたりまえの幸せって忘れてしまう。


古い日記。息子5年生。運動会。

来るなと言ったので行かない。
朝残していった脅しの言葉が笑える。
「来ちゃ駄目だよ 来たら抱っこ80分だからね」

うーん。まだ抱っこして欲しい年頃だったのか。
それなのに運動会は見に来て欲しくないのか。
誤解のないように言っておくが、息子は大方リレーの選手だった。
よって徒競走でびりだから恥ずかしいというわけではない。


もらい物の缶ビールを娘の友人に貰ってもらう。
前にもあげた相手だと思う。大学生。一個上だから成人してる。
お礼に包みを受け取ってくる。
どうせ不要品だから気遣いは要らないのにと言いつつも
あける時はそれなりの期待というか夢が広がる。
しかし。
……せっかくの「大学生」からの贈り物なのに煎餅はないだろ!
なんでこれを選んだ!
「甘いもの好きだからかなあ」
「だったらチョコでもいいだろ! もっとシチーなものはなかったのか!」

先日美容院に行った。
前回から二ヶ月経っていない。これは記録だが
暑くて我慢できなかったのである。
「涼しく!」と言って切ってもらった。
シャンプーは週に二日通っている女の人。
40を前にして鬱っぽくなってしまって という話。
そういえば義妹たちもそんな頃に病院に行ったりしてたと言う。
私はその頃はまだ遊戯王だった。
「そのかわり今きちゃってる」と言ったら「ええ?」と驚かれた。
後ろ向き思考とは無縁に見えるらしい。

いやいや。私は楽観主義でも前向きでもありません。

プラスを考えようプラスを数えようと念じて
「分かっとるわいっ 私より大変な人なんかいくらでもいるわ!
んでも私にはこれが重いの!」とキレる。

他人の苦労や不幸と比較しても意味がないと書いてありました。
そのとおりだと思います。
他人の不幸なんて想像は出来てもやはり現実ではないんです。
でもここにある些細な心配事は紛れもなく私の現実なんです。
痛みだって悩みだって全部現実なんです。
新聞の中の不運よりもどうしたって現実なんです。

暑いとぼやきながら
原発で作業する人を思います。避難所生活を思います。
それで力が湧くかというと逆です。
自分がその状況におかれたらと考えるだけでヘタります。
原発で防護服を着ている人にごめんなさいと言います。
それでも私は暑いと言ってしまう。

なんて書いていると暑いのが悩みのように思われてしまう。
ちゃうって。さすがに。

「たとえばどんな時に憂鬱になるんですか」と美容室の人が訊いた。
「先のこと考えたら 楽しい気分にはなれない年代じゃないの。
親の事とか自分の身体の事とか」
根底にあるのは母親だ。一体この先どうすればいいのか。
(何かを提案すれば責任はこちらにくる。
だがテキは自分からどうして欲しいとは口が裂けても言わない。
窮地に陥ってじたばたするのは結局私だから
当人は他人事みたいに構えている。だが先手を打てば地雷だ。という二律背反)
というのもあるし
あの姿を見ていると自分の老後にまで希望が持てなくなる。
反面教師にすればいいんだろうが
努力で何とかなる事とならない事がある。
死の前日まで自分の足で歩いていて、布団の中で冷たくなってたらいいんだが
それって結構難しいんじゃないか。

これからまだやらなきゃいけない事たくさんあるのに老後の心配してる場合か
って自分を奮い立たせるのも面倒というか
それを考えると余計に憂鬱になる。

明日のコメに困ってたら先のことで悩んだりしない。

分かってるってば!


あー でも書いたらちょこっとすっきりしたかな。
 

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