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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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テレビを観ていてUFO話題に
「本当に宇宙人がいて 30年前から地球に来てるんなら
何らかの進展があるはずだよな?」と呟く。
昔も今も変わらないネタに、宇宙人は来ていないと結論し、
だが待てよ
実は密かに潜り込んでいて地球人のふりをしているんじゃないか。
侵略しやすいよう、或いは自分たちに住みやすいよう
地球を開拓しているんじゃないか
などと思いつく。

温暖化も核開発も、もしかしたらこういう宇宙人の仕業だったりする。
優秀な人材が送り込まれている筈だから
政界や財界の重要な地位に就くのも簡単なのだ。

ガミラス星人がせっせと世界中に原発を造り、
時を待って一斉に爆発させる。
かくて地球はガミラスのものになる。


今日のふくしま作業員日誌。
全身の放射能値を測った後、「靴の裏」を測る。
カウンターの針が振り切れ、靴は没収となる。
ものすごくショックな筈なのに
「新しい靴が支給されるという噂は本当だった」と書いてあるだけ。
そして「仲間にも羨ましがられるし そろそろ新調したかったとこなので
得した気分のような」と結ばれていた。

……なんか無性に悲しくなってきた。
新しい靴に喜んでいる事がじゃなくて
基準値以上の放射能が当たり前になってしまっている感覚に。
そんな危険を冒して作業しているのに
(前にも書いたけど)日本を背負っている気負いも全くない。
福島の片隅で、名もない作業員のひとりとして
淡々と毎日を送っている。
彼らがいなければ日本はどうなるか分からないのに。


台風である。まだ雨だけ。
紀伊半島の映像を見ていて、
人間は無意識に「見えざる手」を望んでいるけれど
そんなものはないのだと分かったら、一体どうするのだろうと
思った。
「人間は」って書いたが、「私は」が正しいのか。

アダムスミスのいうそれより、もっと広範囲の
いやいやもしかしたら私は社会科はさっぱりだから
全然違う意味での「見えざる手」になってしまうかもだが、
収支がどこかでとんとんになる 
偏った地域や人に不幸が重なるわけがない
という祈りに似た考え方である。

話はまた東北に戻るけど
新聞に見開きで特集があった。
小学生のふたりの女の子の話をそれぞれに読んで
子供ってすごいなあと感じた。
ひとりは「ファイト」と叫んだ子。
もうひとりは津波の渦に巻き込まれながらも
習った着衣泳で生き延びた子。
「怖いというより 仕方ない 着衣泳でもやるかと」
大人が思っているより子供はずっと逞しい。
ガミラス星人に負けるな!(って今の子はガミラスなんか知らないけど)
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うん・・・
靴の話、重たいですね・・・・
なんだろう、背筋が寒くなるほどの諦観と孤独・・本当のことはだれにも分かってもらえないし、泣きついても誰も助けてはくれない。
だから笑って自分をごまかすけれど、きっとたびたび恐怖にかられて寝汗をかいたり吐いたりするのだろうね・・・
癌になって淡々と生きている人の書くものと似通ったものを感じました・・・
ちやこ URL 2011.09.20[Tue]21:25:22 編集
なんかね
俺たちは頑張っているんだぞ!という話より
ぐっと胸に来ますよね。

>たびたび恐怖にかられて寝汗をかいたり吐いたりするのだろうね・・・
或いはその段階はもう通り越して
放射能も空気みたいな存在になっているもかも知れないです。
恐怖や不安の毎日では人は生きていけないから
防衛本能が感覚を鈍らせてしまっているのかもとも。
それともそこで生きる事がもう大前提で、
日常となってしまった非常時の中にささやかな楽しみを見つけてるのか。
いずれにしてもしんどいです。
[2011.09.21 09:29]
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