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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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知人の長女が大学を休学した。
下宿先から連れ戻し、今は家にいると言う。
鬱までいかないが、抗鬱剤を処方される症状。
思うように課題がこなせなかったのが引き金と思われるが
こういう事の原因なんて簡単には分からない。

負けん気の強い子供だった。
幼い頃勝負に勝たないと気が済まない。
いんちきしてまで勝ちたいのかと訊かれ「勝ちたい!」と答えた。
利発な子供だった。
親は特別教育熱心だったわけではないが
子供が何かに興味をもつと、つてを辿って一流の人物に指導を依頼する。

どちらが先なのだろう。
子供の生まれながらの気質か。
よりよい環境をと考えた親の努力か。
彼女を押しつぶしたのは、自尊なのか無意識のプレッシャーなのか。
自分は優秀でなければならないという思い込みはどこから来たのか。

対処療法で鬱は治る。
だが鬱になる性質までは直せない。
少しずつ皮を剥ぎ、患部を見つけて癒すまで
一度治まってもまた症状は出る。

子供が鬱になったら 親まで皮を剥がれる気分だろう。
子供がうまく社会に順応できないでいる時
何が悪かったのかどこで間違ったのか、何度も何度も考えた。
育児に正解なんてない。

最後につきつけられるのは
「子供のため」がどこまで真実であったか、という事じゃないか。

馬鹿でもいいと思ってしまう。
自分の馬鹿な部分を認め受け容れ、折り合っていけるなら。
かくあらねば という理想を高く掲げ苦しむ真似はして欲しくない
そう。それは向上心がないという事になりかねないと分かっていても。
 

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