痛いなあとぐずぐず転がっていて
自転車で交通事故に遭った友人を思い出し
さらには別の、不慮の事故ながら、その後ずっと雨前に痛むという知人を思い出し
もっと以前の未婚の時に交通事故に遭った学生時代の友人を思い出した。
皆たくましく生きている。
最初の友人などはご主人を亡くしているから自分が頑張らないといかん。
次の知人も家庭を顧みない旦那だから自分が頑張らんといかん。
学生時代の友人の口から後遺症について聞いた記憶はないが
現在それどころじゃない外科的婦人科的不調を背負っているから
恐らくは埋もれてしまっているんだろう。でもちゃんと人生愉しんでいる。
自分より大変な人を数えて自分を励ますのは下劣だと思う。
私は彼女らの境遇より、それを乗り切ろうとする精神が羨ましい。
最後に決め手となるのは自分自身なんだから
それが強いのが一番なんだ。
ああ。
でも私はぬくぬくしていたい。
裸の子羊には風を弱くしてくれるなら 私 鎧なんか要らない。
「勉強めんどうくさいーっ」 娘が叫ぶ。
「私だって人生めんどくさいわ」 言い返す。
学校がどうだろうと、それ以外にお楽しみがあるだけいいじゃんかよ!
なんなら学校やめて働いてくれたっていいんだぜ 娘。
筋肉痛の息子。脚にシップ貼って学校に行った。
また体育があった。男子はバレーで女子は自習とやらで
「ずっと教室にいるんだもんな」と息子が言う。更衣室はないらしい。
ええ。じゃ 女子がいる教室で男子着替えるんですかいっ。
「パンツ見られちゃうじゃんよ」
「や それはまあ ぱぱっとやればどうって事ないんだけど
シップ貼ってたから 恥ずかしくってさ」
……そういうもんですか 思春期。
娘のおふるの教材を使っている息子。
「アガサ・クリスティって 女だったんだ」
娘はその単元で「アガサ・クリスティって知ってる?」と訊いて来た。
その人が「有名な作家」と知っていただけ息子の方がまし と考えるべきか。
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