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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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部活を引退し、受験生になった途端食欲をなくし、「体調が悪い」と言う頻度が増え、
ついには本日補習があるというのに朝からぐんにゃりとなってしまった。
明け方からトイレに通っていると言う。同じものを食べた娘は元気である。
心当たりはしゅうまいで、娘は主に蒸したのを、息子は焼いたのを食べたんだが
焼いた方のやつに一部生焼けがあったかも知れない。
だが変調は前から続いているしな。

スポーツディのために特訓した日の午後からは少しよかった。
やっぱり運動しなきゃいかんのだと思った。
(泳ぎ続けないといけない魚みたいにさ)
夏休みに入った週は補習もなく、ずっと家だった(一時間だけ買物に行った)。
三日目には死にそうになっていた。
土曜日にボーリングと打ち上げで外出して
今週は補習で学校に行くから調子も戻るだろうと思ったのだが
今朝になって腹痛とはな。

週に一度くらいテニスをやらんといかんかも知れん。
「相手したろか?」といったら鼻で笑われた。

知恵熱というのがある。
息子はそれが消化器官を直撃したのだろうか。
勉強時間ったら普段の10倍……てか
ゼロに何を掛けてもゼロだから数字を出すのは難しいが
テスト期間を合わせて均して一日平均10分としても
20倍30倍? ……私がいきなりフルセットテニスをするようなものか。

病院に行こうかと言ったが、息子が承諾するわけもなく。
午前の補習は休む事にして寝ている。
いつもみたく寝て治してくれたら、そりゃ楽だけれども。


ビートルズの曲にエリナー・リグビーというのがある。
ビートルズの中で一番好きなメロディーである。
昨夜娘がレポートを書いていて「歌詞読んだ事ある?」と訊いた。
「(日本語でなら)あるよ」と答える。
「感想は?」
「くっらー(暗い)」
「だけ?」
「だけ」

曰く。エリナー・リグビーがjarにしまったfaceをつけるのは
自分を人に見せるための行為である(と先生が言った)。
だから?
「だから他人を意識しているって事なんだよね」
だからなんだと言うのだろうと思いつつ、単語を確かめるために詩集を出してきた。
「んじゃ神父が靴下をつくろうのも同じ行為になるんだ?」と訊く。
暫し沈黙。「なんで?」
「なんでって」
西洋では人前では滅多に靴を脱がない。
靴下を繕うのは親しく誰かと接する事前提だろう。
だがこの神父もエリナー・リグビー同様孤独な人である。
「誰かに靴下を繕う姿を見せて 感心してもらいたいわけ?」と娘は訊く。
なんでそっちに行くんだ!
「孔の空いた靴下を見られるのが恥ずかしいからだろ!」
「ええ? これって自分の靴下なの?」
他に誰がいるというのだろう。だからlonly people なんだってば。
「小さい子の靴下ってイメージなんだけど」
「あんたのイメージに関係なく 詞にはhis socks とある」

『エリナー・リグビーは結婚式で撒かれたコメを拾う
彼女は夢の中に生きている
いつもと違う顔をして 何かを待っている。誰を?

神父は誰も聞かない説教を書く
夜中に靴下を繕う なんのために?

エリナー・リグビーが死んで神父が葬式を出す
そして誰も救われない』


他人を意識しながら孤独であり続けたふたり。
孤独で孤独を埋める事は出来なかった。
他人の目に映る(理想の)自分を空に描いていたふたり。
そして誰も救われない。
レポートは「真実の自分を曝け出さない限り孤独は癒されない」と締め括られた。

つまらない。
好きなものは解体して欲しくないものだ。
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