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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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湿度が高いと掃除も大変だ。

もとからきれい好きじゃない。
しかし掃除機はかけないといかん。
早く終らせるには部屋の中が片付いてないといかん。
「モノを置くな!」「かたづけろ!」「ゴミはすぐゴミ箱に入れろ!」
叫んでも叫んでも好き勝手に散らかしてくれる。

ああ。一人暮らしがしたい。

土曜日。今週は旦那休み。
日曜休業の店にランチに行こうかと言っていたのに
子供達の反対にあって断念。
まあ私はこいつらのいない時にいきたかったんでいいけど。

何度か行ったことのある和食の店に行く。
メインに一皿頼んで「おかずバー」をつけるというシステム。
近頃ではメインよりこのおかずバーの方が目的である。
白和えやおひたしやきりぼしなど
少し食べたいけど作るの面倒という料理が並ぶ。」
冷奴とかもずくとか、いずれにしても少しだけ食べたいというものも。
そのうえ! からあげとコロッケも! どれもおいしい。
一番の目当ては「杏仁豆腐」である。
おかずバーは300円だが、この杏仁豆腐だけでも300円の価値がある。
今回はわらび餅も楽しみにしてた。これもおいしい。

おなかいっぱい食べて伝票を見て小銭をぴったりにして旦那に渡す。
ところが渡されたお釣りは1600円。
「なんで?」
「お前が計算間違えたんだろ」
そんなわけないよなあとレシートを眺めたら
600円値引きされていた。
なんで?
そういえば前に来た時「おかずバー半額券」を貰ったような気がする。
でも期限が切れたんで捨てた筈。
スタンプカード出したからそれで半額引いてくれたんかなあ…
嬉しいなあ。600円は大きいよ。

日曜日。実家。
相変わらずなんだから慣れればいいものなんだが
あのベッドを見るたび苛々イライラおさまらない。
視界に入れないよう作業をするんだが
話し掛けられたらそっちを見るしかない。

そしてまたお金の話。
「だから私 あんたのお金なんて盗ってないって」
通帳の払い戻しの説明をしようと別の通帳を出してといったら
「あれは私が作ったんだ」と警戒する。
こうなるともう病気である。

夕方。
「そうか。もう次からは疑われたら
『うん そうだね。そうかもね。そういうことにしておこうか。
だったらまた盗るかもね』と言えばいいんだ」
本当におろして来てパーッと使っちゃおうかしらね。

母が特に強く握りこんでいる通帳は私の旦那名義のである。
そこの定額貯金に入っているのは
ずっと昔に起業騒動の時に借りたお金の一部を返したやつと
金額は知らないが
姉が遺したお金である。
「あんたの旦那名義で作ったけど これは私のだから」
「どうでもいいよ。どうせ1000万の限度額うちには関係のない話だし」
と放っておいたのだが
あまりにしつこくて頭に来たんで口走ってしまった。
「でもね お姉ちゃんは自分のものは全部私に遺すって言ったんだよ
『ぜーんぶKちゃんにあげる』ってね」

仲の悪い姉妹だったが、
最後の時間を一緒に過ごした。
「Kちゃんには何もしてあげなかったのに 一杯面倒かけたね
お金あげるから使ってね」と言ったのだ。

私は感覚が麻痺していて
哀しいとか姉のためとかいう意識にも欠けていて
役割を果すためにだけ明るく演じていた自覚があったから
そんなものを受け取る権利も実際にはないと思ってた。
だから黙っていたけど
あんまし腹が立ったから思わず言ってしまったのだ。
したらば。

「知ってる」

え?
知っててあんた握り込んでたの? 握り込んでるの?

頭が真っ白になった。
それでもその時はそんなお金どのみち要らんしと思ったが
後になって
あれはもしかして姉が謳歌し切れなかった青春を買うものだったのか
という考えが浮かんできた。
それならば私はもう手遅れだけど(……)
娘や息子に今渡して今使わせるべきものではないのか。

無駄遣いするように育てた覚えはないから
大事に使ってくれると思うんだ。
若い娘や息子が、お金がないという理由で諦めなきゃいけないものを
手に入れられるのなら
それこそが姉の遺志なのではないか。

お金は大事だよ。
でもお金は使ってこそだとも思うんだ。

ま 姉貴のことだから
どうせ今頃どこかに生まれ変わって忙しくしてて
昔の事なんか忘れてしまっているんだろうから いいけどさ。
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