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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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通院の日は朝一番で私が実家に行き、
ショートの荷物も積み込んで、父の車で家を出る。
8時半前に受付して血液検査の順番を取る。
予約は9時半。診察して注射して貰って薬を受け取り、
自宅で待つ父に連絡して迎えに来て貰う。
そのままショートの施設に送り込む。
総合病院なので混み具合は半端ない。
障害者用の駐車スペースに入れられるかどうか分からないので
これが一番確実で効率がいい。
だがいつも父の体調が万全とは限らない。
特にこの夏、この暑さ。
次は8月半ば過ぎの受診になるが、その頃なんて最悪かも知れない。
だが旦那も盆休みのある月なので有給はとりにくいと言う。

介護タクシーを依頼する。
だが送り込みはいいが、迎えの時刻は特定できない。
ロス覚悟で予約を入れるか。

私が運転していく。
しかしすんなり駐車出来るかどうか。
一番遠いところでないと、スペースも精神的余裕もないだろう。
何年ぶりか覚えがないくらいだもの。
そうなるとまず母を降ろして自力で受付~採血まで済ませて貰わないといかん。

父の体調が悪い、都合が悪い、天気が悪い、日程が合わない
と頭を抱えるのはいつも私で、母は他人事のように涼しい顔である。
それもどたまくるんである。
「ここから独りでやるつもりでね」とスロープを登りきったところで言ってやった。
「無理だよ」
「無理じゃないね。病院の中なんだから 何とでもなるでしょう」
診察券を再診用の機械に入れる。出てきた受付票と予約券診察券を受付に。
検査用ファイルを受け取って検査室に。番号札を貰う。採血。

だが寝てばっかの母はもう車椅子をまともに漕げない。
帰りにひと気のない廊下でやらせたら、何メートルもいかないうちに止まりそうである。

よくもよくも一日中ごろごろしていられるもんだといつも思う。
何かひとつ自分の役割を果たそうとは考えないのかね。
薬でさえもいい加減で、飲み忘れを指摘すると父のせいにする。
他にやる事ないのだから薬くらい自分で管理しろ!
朝昼晩、食前食後ごとに袋に分けて入れてあるのだから
それを飲むだけである。
他にゼリーもあるのだが
「最近お父さんくれないけど あれはもうないのかしら」とか抜かす。
「お父さんが忘れているんなら 催促すればいいでしょう!
あてこすりで薬を止めて 悪化したらどうすんの!」 

周囲の負担を少しでも減らそうとは思わないのか。
ほんっとにほんっとに頭くる!


古い日記を読んでいると
それでも一生懸命な自分がまだそこにいて、
どこか可笑しく、腹が立つ。
(ヘルパー養成講座受けたのも母のためだったんだけどなあ……)

親のためにという気持ちは母の言動で削がれていき、
細った最後の糸が切れたのはこのブログを借りた頃。
そもそもここは愚痴を言いたくて作った場所。
だから木の洞。

経済的な負担がないのが救い。
そうじゃない人からみたら最大の救いだろうが
それゆれ母は決して折れない。譲らない。上から目線。
こちらが善意でしている事も金目当てと解釈する。
可哀想といえばそうなのだけど、そこまで達観できない。


リビングにて。
息子と旦那がテレビの前で転がっている。
暑い時は離れているが、そうじゃない時は息子は父親を枕にする。
娘がその様子を見て(親子でべたべたしてると感じたのか)「あんた何歳?」と言った。
それを受けて私も「あんた 反抗期ないねえ このままなしで終るんかねえ」と言う。
息子は父親を一瞥し、「反抗するような親じゃないじゃん」と一言。
これは誉め言葉じゃないよ 念のため。

またある時。
息子が勉強している。旦那はイヤホンをつけているが、独り言で邪魔をする。
何回目かに息子は溜息をつき「この人 何?」と私に訴える。
私は「あんたの父ちゃん」と答える。

まあ ほのぼの なんじゃね?
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