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木の洞にひとりごと うろ覚えのうんちく うろうろと右往左往
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英語のことなんか分からないから口出しすまいと思っていたが
息子の発音があまりにひどいので
「せめてアクセントだけでもつけて」と言ってしまった。
長文を解いた後、その文章を音読するという学習法はよいのだけれど
聞いていて非常にキモチワルイ。

既にカタカナになっている単語、ネットワークとかインターナショナルとか。
そういう単語は全てカタカナ読みなのである。
アクセントをつけるだけで英語らしくなるのに
いつまでたっても小学生の作文朗読みたいで苛々する。
普段からアクセントを意識していればテストの時だって役立つだろうに。

「んな事言うけどさ つかえずに読めただけで誉められるんだぜ?」

……

「そういうレベルなんだから仕方ないよ」

不思議である。公立校なんだから先生の転任はある。
同じ県立でも、或いは市立でも偏差値はぴんきりだ。
ぐるぐる回っているのなら教員レベルはある程度均されたりしないのか。
それとも上位校は上位校同士、中堅は中堅で、下位は下位の中で
しか回らないのだろうか?
にしても同じ授業料(ああ 今は払ってないわけか)、同じ給料なんだから
指導はちゃんとして欲しいよ。
そりゃ生徒にやる気がなければ先生の士気も下がるか知らんが、
先生の方に最初から期待がなければ生徒は伸びない。

学校のレベルは先生の意識で決まるものなのかもね。
どうせこの程度と先生が思った時点で終っちゃうのか。
まあその程度の高校にしかいけなかったのは自分が悪いんだけどね。
でも中学ごとに内申評価に差があるんだから
その不公平にだって文句言いたいよ 私は。
内申評価にどんだけ泣かされたか(同じ実力の子が隣の中学ではプラス5だよ?)。

「塾には行かせないで下さい」と言い切った娘の高校はすごいと今更ながら思う。
ああ。いい学校だった。本当にいい学校だった。


というか娘は担任に恵まれてきた方だと思う。
小1・2はサイアクだったが、4年生にとてもいい先生と出会えた。
独身の女性教師との相性はばっちりで、どんどん伸びていった。
中一の時の担任は生徒と交換日記をやっていた。
せっせと提出していた娘は、一年の終わりにちょうど最後のページとなった。
「独身で頑張っている先生は それだけ先生の仕事にハマっているんだと思います。
だからまわりから何を言われても先生は今の自分を誇っていいと思う」
というような事を書いた。
先生は別の紙にびっちり返事を書いて、裏表紙に貼り付けて返してくれた。

「教職っていうのは 自分のやっている事をひとりの生徒でも評価してくれるなら頑張れるものなんだよ」

そんな事を中一の生徒への返信に真剣に書いてくれた事が嬉しかった。


私の亡き姉は小学校の教師だった。
実際に教壇に立ったのは2年半だが、校長先生が惜しむほどの教師だったらしい。
姉としてはサイアクに近い人だったけど、よき社会人だったのね。
娘も教職志望だけど、こいつは人の痛みを知らないから心配だわ。
受験前の大喧嘩の時に「あんたなんか先生になれない!」と怒鳴ったっけね。

しつけは家庭で仕込むべきである。
勉強だってその気になれば家でも教えられる。
でも先生にしか出来ない事は、先生が考えている以上にあると思う。
娘の今があるのも、合唱部の先生とその時の担任のおかげだし
息子の字がきれいなのも小学校の時の先生のおかげだ。
教師は自分が出来ることをもっと評価して
それがたとえ「ひとりの生徒」であっても救えるものならば
諦めずに全力を出して欲しい。
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バーゲンで、いくら気に入っても同じデザインのが何枚もあると
買う気が失せる。
一枚だけしかないと掘り出し物とほくほくと買う。

せみがベランダまでくる。
みんみんぜみだと気色悪いだけなのに
くまぜみ?と思うとわざわざ見に行こうとする。
これがつくつくほうしならもっとだろう。
……我ながら可笑しい。
息子はわけへだてなく怖がる(これも可笑しい)。


古い日記より。
釣りにいく前の息子がむちゃんこ鬱陶しかった。
「眠いの? 早く寝たら? 何時に寝る?」 「くしゃみが出るの。ティッシュね ゴミ箱ね」
「何食べるの いつ食べるの お湯沸かしておこうか」
「うるっせえんだよ!」と殴ったら 「おかあさん 怖い…」だと。
それでも懲りず 「暇そうだね ゲームやらないの あのゲーム クリアしたの」
「したよ」(半分嘘。クリアはしたけど全部遊びきっていない) 「じゃあ 売って来たら」
無視して新聞でも読むかと目線で探す。それを見て「(自分を)叩くもの探してるの」と訊く。
「あんたなんか叩くのも面倒だわ!」

またある日、学校でクラスメイトに殴られて帰って来た。
殆ど無抵抗で顔に4発。
姉に殴られるより痛くなかったのか、逃げようともしなかったらしい。
それを横で聞いていた娘 「ふふふ 私のおかげね」。違うだろ!
殴り返さなかった息子を旦那と娘はふがいないと罵ったが
私は優しいだけなんだと庇った。だが。
「どうして殴り返さなかったの?」
「叱られるから」
殴ったろか! このくそがき! 情けないにもjほどがある!
その後幾分元気のない息子を私は扱いあぐねていたが、
娘は「ああ うっとーしー!」と叫ぶや馬乗りになって虐め始めた。
息子は悲鳴をあげたが、その声はどこか嬉しそうだったので放っておいた。
事実その後息子は平常どおりになった。


夏は野球、冬はバスケ部とスポーツ少年だった息子。
なのになんでこんなだったんだろう……

その野球仲間の何人かが、高校でも野球をやっている。
偶然なのか必然なのか、どこも進学校である。
やぐら発表の時にメンバーをチェックし、息子は見守っている。
勝った仲間に応援メールを送ったり。
中学の部活ではいろいろあったと思うのに(野球部って傍からみるほどさわやかじゃない)
わだかまりなく応援できるもんなんだな(って事はやっぱりさわやかなんだろうか)。

って おお振りはどうなってんですかね!

息子が小学生の頃の日記を読んでいると
こいつは姉ちゃんが好きだったんだなあとつくづく思う。
殴られていたという話を昨日書いたが、
結局のところこいつにとってはスキンシップなんじゃないかと。

病気や怪我の時、殴る元気もない姉を彼は心配した。
突然悪寒に襲われ震えていた時も走り回ったのは彼だ。
自分の「ライナスの毛布」的タオルケットを抱えて来て
姉の布団の中に押し込んだ。
正直洗濯を制限されているそれは有難いものじゃなかったけど。
姉が「炭酸が飲みたい」と呟くと、
(ひとりでは怖いので)父親を引っ張って買いに行き、
帰りはペットボトルを持って先に走って帰って来た。
一刻も早く姉に飲ませたかったのだろう。

心配して覗きに行ったベッドで、回復した姉に邪魔だと蹴られると
「もう治ったんだね」とにこにこと笑う。
殴られて嬉しいんか?と訊くと「うんっ だって元気なんだもん」だと。

姉が不在の時に大皿のおすしを食べようとしたら
小皿を取りに行って姉の分を先に取り分けておく。
とても忠実であった。

彼がそんなだったのは、幼少期に厳しくも優しかった姉を覚えているからだと思う。
ある意味親代わりだったんじゃないだろうか。

だからこそ今現在彼は姉に反抗期なのだが。
でもって実際には親じゃない娘にそれを容認する度量はない。

先日の喧嘩の際も、
弟に制止され、しかも力で全く敵わなかった事は
娘にはとてもショックだったのかも知れない。
だから余計に腹が立って、その後の奇襲攻撃となったのかも。

反抗期ではあるが、息子にとって姉はやはり姉で
彼女に認められる事が一番嬉しい。
だが娘はやはり親じゃないので、その成長に目を細めたりはしないから
そこはすれ違いで、反抗期は長引くばかり。

私はそれを面白がって眺めていればいいんだが、
これで娘が留学に行ってしまったらどうなるんだろう?
私が親になって彼の反抗期を受け止めなければならないのか。
それとももう終っているのか。

三週間の研修はあっという間に過ぎてしまったが
今回は9ヶ月である。彼らの関係に何らかの変化はおきるのかしら?
楽しみなような
こっちに影響がくるなら 怖いような。


ハガレンの作者さんの新刊。銀の匙。
農業高校が舞台。
息子は一読していまいちと言ったけど私はハガレンよりこっちの方が好きだ。
中学生以下の子供がいたら入学させたいと思うんじゃないかしら。
校長先生がいい。「それは良い」
主人公が自分には夢がない 動物への愛がないと言っても
ひとこと「それは良い」と。
アクションも(息子が言う)可愛い男の子も出てこないけど
先が愉しみな話です。

娘とのバトルで 治療箇所が増えました。
そっちは自費なんで(労災ともいえるが)財布を持っていかないといけません。
軽い肉ばなれと内出血だそうです。
軽くても痛いよ。

二年ぶりくらいでしょうかね。バトルは。
これまで部屋の隅っこや別室でおどおどしていた息子が
今回は仲裁に入りました。
主に娘を取り押さえたんですが
彼が本気を出したら怪我をさせてしまうので
ちゃんと加減しておりました。

きっつい姉のいる男の子をふたり知ってます。
息子と同じようにやられっぱなしかと思っていたら
ひとりは一度こっぴどくやり返し、
それからは姉の方の無体はなくなったとか。
もうひとりは妹相手にぶちきれて浴室のガラスを蹴り割ったとか。
ある程度の年齢になって腕力がつくとそれなりになっているようなんだけど
息子はずっと前にたまたま入ってしまった自分の蹴りに恐れおののいて
以来姉に立ち向かう事はしなくなりました。
その頃は口のみならず力でも敵わないと思っていたから
暴れる事も出来たんでしょうね。でも体格が逆転したら男は男です。
ずっと防戦一方です。

古い日記に面白い記述がありました。
 

かねてより(といっても数日前くらいだが)やってみたいと思ってた実験があった。

娘に提案してみる。
「三日間あんたが弟を殴らなかったら」
「無理」
「や。あれがどうするか知りたいんだよ~」
「無理」
「どんなアホやっても ちょっかい出してきても無視して」
「無理」
「三日間頑張ったら500円!」
「やる!」
 
うーん。500円は高かったか。一週間にすべきだったか。
だが三連休。一緒に過ごす時間はいつもより長い筈…
 
娘はじっと耐えている。
その脇で事情を知らないくせに、息子は
「ねーぶー でーぶー」とか歌ってる。
いつもなら確実に蹴りが入ってる。だが、娘は肩を震わせて頑張ってる。
 
夜である。今日一回も姉に殴られていないという事実に彼は気づいているだろうか。


昨夕の外出の際の車中はホントうるさかった。
邪魔が入らないので息子が歌う歌う。
調子を外すのは仕方ないとしても、娘の持ち歌にまでちょっかいを出す。
娘は娘で殴りたい衝動を抑えるために歌う。
息子はますます声を張り上げる。
頭が割れそうにうるさかった。
 
本日も射程圏内で踊る息子。
誘っているのか?誘っているんだな?いいんだな 息子!



娘が立ち上がる。
息子はびくっと半歩逃げながら、それでもどこか嬉しそうに期待に輝く目で姉を振り返る。
「な なに? なに?」
腕は頭を庇ってはいるが、明らかに攻撃を待っている構えである。
その横を娘はすたすたと通り過ぎる。
 
笑い転げながら、しかし、笑う為に実験しているんじゃないと思う。
息子よ! どっちなんだよ!



息子の態度がでかい。
明日どうなるか知らないぞ。
 
娘に質問された理科を一生懸命考えている時に帰ってきた。
帰ってきたら途端にうるさくなって集中できない。
人が何やってるのか確かめもせず話し掛けてくる。
ぷるぷる拳を震わせている私を見て、娘「私の気持ちが分かるでしょ」だと。
ああ! 分かるともよ!
あんたがあいつを殴る少なくとも半分は私の代わりだって事がよっく分かったよ。


で実験は終ったのだが、
それで何が分かったわけでも変わったわけでもないようで。

しかしこれを読み返すまで、こうまで日常的に娘が息子を叩いていたとは思いもよらず。
某日の日記では私まで問答無用で息子の頭をはたいておりましたわ。
その後何事もなかったかのように(或いは彼なりの謝罪であったか)
市販のお好み焼きの玉子の固まったところを
「おいしいよ あげる」と私に突き出したあたりなど涙ナシには読めなかったわ(嘘)。

また某日。漢字テストの点数を叱られた息子。「姉ちゃんのせいだ! 姉ちゃんが頭を殴るから!」


その息子。昨日は私の代わりに買物に行き、
「牛肉が安かったんで迷ったんだけどさあ」と帰って来ました。
娘は多少反省したのか、昨日の夕食の皿(少し遅れて帰宅)自分で洗ってました。
反省だけなら猿でも出来るわいっ!(ま 今回は私も悪かったんだけどね)
↓で触れたイエスの処刑について
より医学的に書かれたページを教えてもらったので
興味のある方はどうぞ
ttp://www.jaspella.com/jp/ministry/articles/agony.html
(最初に半角でhを入れて アドレスバーから飛んで下さい)

同じく↓で触れた「ジェーングレイに同情しない歴史好きの友人」の話。
彼女とは土曜の午後、学校帰りに途中下車して大きな書店に寄っていた。
先にレジに並んでいた私は、
彼女が嬉しそうに一冊の文庫を持って、やってくるのを見つけた。
その本のタイトルに視線が貼りついた。

50前の方たちだったら 中高生の頃に「カリギュラ」という映画が
上映されたのを覚えている人いるんじゃないでしょうか。
私は見ていないけど、JUNE(知らない人は知らないでよろしい)で紹介を読んで
おおよその内容は想像できた。
(風俗の乱れたローマにおいて やりたい放題の皇帝カリグラの
その部分だけを強調して描かれたもの だと思う)
彼女が手にしていたのはそれの文庫版である。
帯にはっきりと「エロス」と書いてある。
しかし歴史と神話が好きな彼女にとって、その単語はビーナスの息子に過ぎない。
傍まで来た彼女に「それ 買うの」と小声で訊いた。
「うんっ! だってローマって書いてあるもん」
「やめた方がいいと思うけど」 なんせレジ前である。店員さんがそこにいる。
内容を説明することはセーラー服の少女(私の事だ)には憚られる。
視線で訴えるのだが彼女には通じない。
懸命に言葉を探し、「それ 怖いよ? ものすごく怖いよ」と言った。
彼女は「私 怖いのも好きー」と買ってしまった。
月曜日。「なんで止めてくれんかったの!」と怒る。
「半分読んだけど もう駄目だわ。気持ち悪くて読めんわ!」
別の友人が買い取って、
次の日「あの子 よく半分も読めたわ。20ページで死んだ」と言った。
その後その本はクラス中に回された。誰が何ページ読んだかまでは知らない。

もうひとつ。
図書委員であった彼女と私は、放課後を司書室で過ごした。
その日、私は何か委員会の仕事をしていて、彼女は本を読んでいた。
司書室には他に国語科の先生と、司書のお姉さま方がいた。
(司書の人を先生と呼ばず お姉さまと呼ぶのが通例だった)
大きなテーブルでそれぞれに作業する。
心地よい緊張が部屋を包んでいた。
それを突然彼女の声が破った。
「ねえ インポ○ンツってどういう意味?」

凍りつく空気。それまでとは全く違う緊張が室内を支配する。
「ねえ ねえ どういう意味?」
自分より年長の人たち、それもそれなりに知識をもった人たちばかりである。
答えが返ってこない筈がないと彼女は信じる。だが誰も口を開かない。
仕方なく私は言った。「自分で調べなさい」
「知ってるなら教えてくれたっていいじゃない」
「調べなさいっ」
テーブルの上には、国語の先生の辞書が広げてあった。
当然友人の視線はそこで止まる。先生はそれを閉じ、彼女の方に押し遣った。
ぶつぶつ文句を言いながらページを探す彼女。
私達はただそれぞれの作業に熱中する(ふりをする)しかなかった。


彼女のおかげで学校生活楽しかったよ。
大学は違ったけど、最初の海外旅行(そう。ロンドン塔)も一緒に行った。
カリギュラの話覚えているかしら?
今だったら最後まで読めるかしらね。
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